1月

1月3日の誕生花〜ニホンズイセン(フサザキスイセン)〜

今日は1月3日。
ひとみの日だそうです。
眼鏡・コンタクトレンズの業界が制定した記念日で、日付は「ひ(1)とみ(3)」の語呂合せから。

そんな1月3日の誕生花は、
「ニホンズイセン」
というお花です。

今日はこのニホンズイセンについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

日本水仙

ニホンズイセンは、地中海沿岸部からアジア中部原産のヒガンバナ科スイセン属の多年性球根植物です。
古い時代に中国を経て日本へ入ってきたとされています。

初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、ほのかに良い香りを放つ白色の花を咲かせます。
通常のスイセンよりも少し早い1月頃から咲き始めます。
花径は3cmから5cmほどで、3枚の花弁、顎片3を付けます。
中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。

花は香りが良く、美しいですが全草に毒があり、特に球根には強い毒があります。
葉だけの状態だとニラと非常に似ており、間違えて食べてしまうケースもあるので気をつけましょう。

◆花言葉

・自己愛、自惚れ

復讐の女神ネメシスにより水鏡に映った自分の姿に恋をして花になったギリシャ神話の美少年ナルキッソスからつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日によく当てると球根が太るので、花がよく咲くようになります。
また、風通しや水はけのよい場所であることも大切です。
多湿になると病気や球根の腐敗を招くので、気をつけましょう。
また、暑さには弱いので、鉢植えで管理する場合は、夏の間は涼しい場所に移動させてください。
一方、寒さに十分当たらないと春に花が咲かない性質を持っているため、冬は植え付け後、屋外に置く必要があります。

・水やり

地植えの場合は、根が張るまでは土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
それ以降は、基本的に降雨にまかせれば大丈夫です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾燥していたら、鉢底から水が出るぐらい十分に水やりをします。
寒い時期は夕方に水やりをすると、気温が下がって冷え込む夜間に、土中に含まれている水分が凍ってしまうことがあり、生育に影響を及ぼすため、水やりは午前中に行います。

・肥料について

植え付けの際に、元肥として緩効性化成肥料を与えます。
発芽したら月に2回、リン酸の割合が多い液体肥料を追肥します。
チッ素が多い肥料は、花つきが悪くなることがあるので注意が必要です。
花が咲き終わったら、お礼肥としてカリウムの割合が多い液体肥料を月に2回与えます。
お礼肥は、花を咲かせるために消耗した株を元気にするほか、球根を太らせる役割があります。

・主な病害虫

アブラムシを媒介して、モザイク病に感染することがあります。
モザイク病は、ウィルスが原因で起こる病気です。
葉や茎、花などにまだら模様ができ、葉の変形や株の萎縮などの症状がでます。
感染した株は取り除いて処分し、他の株にウィルスが伝播しないようにしましょう。
ウィルスの媒介をするアブラムシを防除すると、モザイク病を予防できます。
アブラムシは、風通しが悪いと発生しやすくなるので、過度に密植しないようにし、風通しをよくすることが肝心です。
また、まれに軟腐病になることがあります。
軟腐病は、株の根元の葉柄や花柄が水が染みたようになって変色し、腐敗が広がっていく病気です。
軟腐病も高温多湿のジメジメとした環境下で起きやすいので、風通しをよくしておくと防げます。


主な引用・参考元
GreenSnap