6月

6月3日の誕生花〜クサキョウチクトウ〜

今日は6月3日。
測量の日だそうです。
1949年に測量法が制定されたことを記念して建設省(現国土交通省)が制定しました。

そんな6月3日の誕生花は、
「クサキョウチクトウ」
というお花です。

今日はこのクサキョウチクトウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

クサキョウチクトウ

クサキョウチクトウはハナシノブ科ハナシノブ属の宿根草です。
名前の由来は、葉っぱの形や花がキョウチクトウに似ていることから。
別名オイランソウやフロックスとも呼ばれます。
オイランソウとは、漢字で書くと「花魁草」と書き表します。
花魁が使用したおしろいの香りに、クサキョウチクトウのニオイが似ていることからこのような名前になりました。
日本への渡来時期の詳細は不明ですが、江戸時代の書物に登場することから、栽培の歴史は古い植物と言えます。

花期は6月中旬から10月中旬で、花期にはピンクの花を咲かせてとても美しいです。
花色はピンクが有名ですが、他にも白や赤、赤紫、複色などの種類がありバリエーションが豊富です。
花は細く長い花筒の先が5裂した筒状花で、キョウチクトウに似ており、花序は大きく華やかです。
花後に切り戻すと、再び花を咲かせます。
花の少ない真夏の時期に長期間咲く花は、夏花壇の定番となっています。

葉は長さ10~12cm程度の披針形で、直立した茎に十字対生に付きます。
草丈50~120cm程度と大きく成長するので、群生させると抜群の存在感を放ちます。
花丈にかなり違いがありますが、高さのある品種は、1mを超えるものもあり、群生させると見事です。
暑さ、寒さにも強く、性質も丈夫、暑い夏でも休みなく咲きます。
年々、新品種が出て、色のバリエーションも増え、最近は複色系の色合いの品種もあります。

◆花言葉

・合意、一致、あなたに同意

花径2〜3cmほどのかわいらしい花が群れるように咲くことからつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

クサキョウチクトウは太陽光を好みますので、日当たりのよい場所で管理しましょう。
夏の直射日光は問題ありませんが、西日が当たると弱ることがあります。
日の強さに応じて移動させることをおすすめします。
また、冬は室内に入れるなど対応しましょう。

・水やり

地植えの場合は、根付いたあとは、水やりは不要で降雨のみで十分です。
真夏で雨が降らない日が続く場合は水やりをしてあげてください。
鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えます。
鉢底から水が出るまでしっかりと行うことがコツです。
土が濡れているのに水やりをすると、最悪根腐れすることがあるので、必ず土が乾いてから水やりをしてください。
また、夏は早朝か夕方に行ってください。気温の高い時期の水やりは避けましょう。

・肥料について

春と秋に肥料を与えますが、夏と冬は肥料は不要です。
与える肥料は、液体肥料または緩効性固形肥料を与えます。
永代肥料は二週間に1回程で、緩効性固形肥料なら1ヶ月に1回が目安です。
地植えで育てる場合は、植え付け時に腐葉土や堆肥を混ぜるだけで十分です。
生育が悪い場合にのみ肥料を与えましょう。

・病気と害虫

病気:うどんこ病、灰色かび病

うどんこ病にかかると4月から6月、9月から10月、葉や茎が小麦粉をかけられたように白くなります。
肥料不足や日照不足、風通しが悪いと発生が多くなります。
灰色かび病は6月から7月、9月から10月、雨が続くと発生しやすくなります。
風通しをよくし、花がら摘みをこまめにすると発生が少なくなります。

害虫:アブラムシ、ナメクジ、アオバハゴロモ

5月から10月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察し、発生したら防除しましょう。
ナメクジは6月から7月、梅雨どきにナメクジの発生が多くなります。
昼間は鉢の底や石の下などに潜んでいて、夜に這い出して植物を食害するので、夜に見回ると見つけやすいです。


主な引用・参考元
GreenSnap