4月

4月16日の誕生花〜シレネ・ペンデュラ〜

シレネ・ペンデュラ

今日は4月16日。
ボーイズビーアンビシャスデーと呼ばれているそうです。
1877年のこの日、札幌農学校(現・北海道大学農学部)教頭のウィリアム・スミス・クラークが、「Boys, be ambitious」という言葉を残して北海道を去ったことにちなむそうです。

そんな4月16日の誕生花は、
「シレネ・ペンデュラ」
というお花です。

今日はこのシレネ・ペンデュラについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

シレネ・ペンデュラ

シレネ・ペンデュラは、ナデシコ科マンテマ属の秋まき一年草です。
別名フクロナデシコと呼ばれますが、これは花が終わった後に、ガクが袋状にふくらむ様子から付けられました。
世界中で広く栽培されており、栽培を逸出したものがヨーロッパの他、南北アメリカの一部の地域、南アフリカ、ニュージーランドなどで帰化植物として定着しています。

花期は4月~5月で、花期になると、茎の頂部に花序を出し、花茎2㎝前後を花を上向きに咲かせます。
地際からよく分枝して、コンパクトな半球状になる矮性種で、小さな花が株を覆うように咲きます。
花色はピンクや淡紅、白などで、花の形や色がサクラに似ているのでサクラマンテマと呼ばれることもあります。
日本には明治の中頃に入ってきたそうです。
ピンクや白の優しい雰囲気の花はコンパクトで花壇や鉢植えに良く合います。
一重咲きが中心ですが、華やかな八重咲の品種もあります。

◆花言葉

・未練、しつこさ

茎などが出す粘着性の分泌液のベタツキから連想してつけられたそうです。

・恋の落とし穴にご注意

恋や愛情のイメージがあるピンク色の花のふくらんだガクや葉の裏が出す粘液に、虫が寄りつくことからきているとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

庭植えでは、水はけのよい日なたに植えつけます。
鉢植えでは、タネをまいたら発芽までは日陰で管理し、発芽後は日なたで管理します。
真夏は半日陰に鉢を移動させて、涼しい場所で管理します。

・水やり

庭植えでは、水やりは特に必要ありません。
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
過湿によって根腐れしやすいので、植えつけ前には鉢底石を敷くなどして、過湿を避けることが必要です。

・肥料について

庭植えでの肥料は不要です。
鉢植えでは、9月から5月の間に、緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)を定期的に施します。

・主な害虫

害虫:アブラムシ

9月から11月、3月から6月の期間中、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察し防除しましょう。


主な引用・参考元
山野草を育てる