7月

7月18日の誕生花〜サルスベリ(百日紅)〜

今日は7月18日。
光化学スモッグの日だそうです。
1970年(昭和45年)のこの日、東京都杉並区の東京立正中学校・高等学校で体育授業中の生徒が突然目の痛みや頭痛等を訴えて倒れ、43人が病院へ運ばれました。
東京都公害研究所は、これが光化学スモッグによるものと推定し、日本初の光化学スモッグ発生となったことが由来です。
グランドで体育の授業中の生徒らが目の痛み・のどの痛みなどを訴えました。

そんな7月18日の誕生花は、
「サルスベリ」
というお花です。

今日はこのサルスベリについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

百日紅

サルスベリは、ミソハギ科サルスベリ属夏の落葉樹です。
地域によっては秋に美しい紅葉を見ることもできます。
木肌に特徴があり、樹皮はザラザラしているのですが、一度樹皮が剥がれ落ちると白い木肌が見え、その部分はとてもつるつるしています。
この木肌はサルが木に登ろうとしても滑って落ちてしまいそうなことから「サルスベリ」と名付けられました。

新梢を伸ばしながら枝先に花芽をつくり、夏から秋にかけて次々と開花します。
葉は丸みが強い楕円形で全縁、葉のつき方が変わっており枝の左右に2枚ずつつき、ときに対生になることもあります。
枝の生育にばらつきがあるので、「百日紅」の別名どおり、開花期が長期間となります。
開花時期は7月から10月の間です。
5mm程の花びらが6枚ついて花を構成しています。
花色は濃ピンクや淡ピンク、赤、白、紫、複色など沢山の色があります。
最近のサルスベリの新品種は、葉の色が銅葉のものなども登場しています。
花の終わり頃になると花色が衰え、少しずつタネが作られていきますが、遠めには相変わらずきれいな花のままに見えます。

サルスベリは栽培しやすい樹木なので一般家庭に植えられる他、日本の公園や街路樹でも多く見ることができます。
強い日差しや乾燥に強く、花も暑い季節に長期間咲き続けるので、ムクゲなどとともに夏を代表する花木です。
落葉期に新梢すべてを切り戻す従来の剪定法による仕立て方のほか、弱めの切り戻しと間引き剪定を組み合わせた自然風仕立ても人気があります。

◆花言葉

・雄弁

長く伸びた枝先に群がって咲く花の華やかな咲きっぷりからつけられました。

・活動

サルスベリの花が百日近くも咲き続けることからきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。
光が足りないと花が開花しません。
うどんこ病に弱いので、風通しの良い場所に植えることも大切です。

・水やり

庭植えで植えつけてから1年未満の株や鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
鉢植えでは、夏場の水切れは開花や花もちに影響するので注意します。
庭植えで根づいた株は、水やりの必要はありません。

・肥料について

寒肥として1月から2月ごろ、生育期を迎える前に与えます。
また、花が咲き終わったら、お礼肥として肥料を施してください。

・病気と害虫

病気:うどんこ病
糸状菌のカビの一種で3月から4月ごろから発生します。
前年から樹上で冬越しした菌が発生源となります。
予防策としては、茂りすぎた枝を間引いて、風通しと採光をよくすることです。

害虫:サルスベリフクロカイガラムシ
6月、8月を含めて、年に2、3回発生します。
白い楕円形のカイガラムシが樹液を吸汁します。
蜜状の排せつ物にカビが発生して起こるすす病も深刻です。
景観上だけでなく、日光を好むサルスベリの葉を覆い光合成を妨げます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸