今日は12月2日。
原子炉の日だそうです。
1942年のこの日、アメリカのシカゴ大学構内に設置された実験用小型原子炉シカゴ・パイル1号で、世界で初めてウランの核分裂の持続的な連鎖反応に成功したことに由来します。
そんな12月2日の誕生花は、
「スプレーカーネーション」
というお花です。
今日はこのスプレーカーネーションについてご紹介します。
◆特徴
カーネーションは、ヨーロッパや西アジア原産のナデシコ科ナデシコ属の多年草です。
栽培の歴史は古く、古代ギリシャ・ローマ時代まで遡るようです。
当時のカーネーションは鑑賞するためだけでなく、食用としても使われていました。
日本では明治時代の終わりに東京で栽培が始まったと言われ、全国に広まったのは大正時代になってからです。
現在、日本ではカーネーションはキク、バラに次いで生産量の多い花です。
スプレーカーネーションは、1本の茎が枝分かれして、複数の花を咲かせます。
スプレータイプのカーネーションの多くも八重咲きですが、中には一重咲きの品種もあります。
花色も赤やピンクといった代表的なものから、黄色やオレンジ、紫、複色になるものなど非常に多彩です。
花数はスタンダードタイプよりも多くなりますが、花のサイズは小ぶりです。
母の日に贈る花として、古くから親しまれています。
スプレー咲きの花は標準の花と比べて一輪ずつは小さいことが多いですが、1本に複数の花と蕾がついているので、花束やアレンジにボリュームを出したい時によく使われます。
◆花言葉
・気持ちの高まり
オーソドックスな一輪咲きに対して、1つの茎から数本の細い茎が出てたくさんの花を咲かせるのがスプレー咲き。
綺麗な花を一度に沢山咲かせる様子から付けられたようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりと風通しが良い場所を好みます。
多湿が苦手なので、地植えの場合は、水はけの良い土壌に植え付けましょう。
市販の花用の培養土を利用してもよいでしょう。
・水やり
土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
多湿が嫌いなので乾燥気味に管理します。
水のやりすぎは根腐れの原因になります。
・肥料について
夏の高温期を除いて、定期的に施します。
緩効性化成肥料の置き肥なら月に1回、液体肥料の場合は月に3回くらいが目安です。
成長の盛んな春と秋には肥効が途切れないようやや多めに施しても構いません。
庭植えの場合も同様の肥料を施しますが、鉢植えよりも少なめで十分です。
・病気と害虫
病気:灰色かび病、ウイルス病、立枯病など
灰色かび病は早めの防除を心がけ、花がらや枯れ葉は取り除いておきます。
ウイルス病や立枯病はほかの株にうつらないよう隔離して焼却処分するのがよいでしょう。
害虫:アブラムシなど
アブラムシが発生したら早めに防除しましょう。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸