今日は11月29日。
いい肉の日です。
宮崎県のより良き宮崎牛作り対策協議会によって制定された記念日で、日付は「い(1)い(1)に(2)く(9)」の語呂合せにちなみます。
そんな11月29日の誕生花は、
「ホトトギス」
というお花です。
今日はこのホトトギスについてご紹介します。
◆特徴
ホトトギスは、東アジア原産のユリ科ホトトギス属の多年草です。
約20種が東アジアに分布するとされており、日本には約10種が自生しています。
名前の由来は、花弁に斑点が入る様子が、鳥のホトトギスの腹部に現れる斑点に似ていることからつけられています。
別名のユテンソウ(油点草)は、油がはねたような斑点があることからつけられています。
草丈は10cmから100cmほどです。
生育期は3月下旬頃からで、春になると新芽が動き始めます。
葉を旺盛に茂らせて、早い種類では7月頃から開花します。
花穂が立ち上がるものや下垂するものがあります。
花弁は6枚、花は径2cmから3cmとやや小ぶりです。
花色は白や紫、ピンク、黄などで、斑点が入らない種類もあります。
11月上旬頃まで花を楽しめますが、最盛期は9、10月頃です。
その後、寒くなると茎葉を枯らして地上部から姿を消し、休眠します。
古くから日本人に愛されてきた花で、日本の山野にも自生してきました。
日本の気候によく馴染み、育てやすいのも長所の一つです。
半日陰を好むため、シェードガーデンにも重宝します。
◆花言葉
・永遠にあなたのもの
夏の終りから秋までの長い間、木陰でひそやかに咲き続ける花の健気さからつけられています。
・秘めた思い
花弁にある斑点をたとえたもののようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
鉢植え、庭植えとも、よく風の通る明るい日陰が最適です。
葉を傷めないように空中湿度を50%から60%に保ちます。
乾燥しやすい場所では風を防ぎ、周囲に人工芝を敷いて、打ち水をすると湿度を保ちやすいです。
庭植えの場合、少し土を盛り上げて植えます。
・水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。
庭植えにした場合は、よほど晴天が続かないかぎり不要です。
・肥料について
植え替えるときに、元肥としてリン酸の多い緩効性化成肥料を、3、4号鉢で一つまみ施します。
3月から5月に親指大の固形油かすを3~4号鉢で月に1個施し、6月から10月にリン酸が多めの液体肥料を週1回、2000倍に薄めて施します。
・病気と害虫
病気:白絹病
5月から9月に発生します。
放置すると毎年発生するようになります。
害虫:ナメクジ、カタツムリ
ナメクジ、カタツムリとも、柔らかい若葉や新芽を食べます。
鉢裏などを見回って捕殺します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸