12月

12月20日の誕生花〜ラークスパー(ヒエンソウ)〜

今日は12月20日。
デパート開業の日です。
1904年のこの日、東京・日本橋の三井呉服店が三越呉服店と改称し、日本初のデパート式の営業を開始したことにちなんでいます。

そんな12月20日の誕生花は、
「ラークスパー」
というお花です。

今日はこのラークスパーについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

飛燕草

ラークスパーは、南ヨーロッパ原産のキンポウゲ科ヒエンソウ属の一年草です。
美しい花を咲かせるため、多くの地域で導入され、アメリカなどでは逸出したものが多くの地域で野生化しています。
日本へは明治初年に渡来し、現在では春から初夏の花壇を彩る花として広く栽培されています。

葉は掌状で破片が細かく裂けて糸状になります。
茎は直立してあまり分枝せず、草丈80cmから100cm程度に成長します。
開花時期は5月から7月で、真っ直ぐに立ち上がった茎の上部に総状、または円錐花序を出し、花径2cmから3cmの花を多数咲かせます。
大きな花弁のように見えるのは、苞(ホウ)と呼ばれる蕾を包んでいた葉が変化したもので、実際の花弁は中央にあります。
花は大きな花弁状の5枚の苞と、中心の合着した2枚の花弁から成り、上部の苞の後ろには距(キョ)と呼ばれる、長い筒が伸びています。
青やピンク、白、紫といった色の花を咲かせ、咲き方は一重咲きの他、八重咲き品種も流通しています。

ラークスパーは切り花としても流通があります。アレンジのラインフラワーとして、広がりや伸びやかさを出す素材になります。

◆花言葉

・陽気

晴れた日に麦畑や草原から空高くのぼって鳴くヒバリ(雲雀)のにぎやかなさえずりからきています。

・移り気

空を自由気ままに飛んでいくチドリやツバメを思わせる花の形と、解放感をあらわすピンク色のイメージからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所で育てます。
やや多湿を嫌うので、花壇では水はけのよい所に植え付けます。

・水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。
やや多湿を嫌うので水の与え過ぎには注意してください。
花壇では植え付け後しばらくは乾かし過ぎないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えるぐらいでかまいません。

・肥料について

肥料はあまり必要ありません。
鉢植えでは緩効性の化成肥料や液体肥料などを、花壇ではポット苗を定植する際は元肥として腐葉土と牛糞などを、その後は即効性の化成肥料を秋と春に1回ずつ追肥する程度です。

・主な病害虫

害虫はほとんどありませんが、立ち枯れ病が発生しやすいです。
鉢やプランター栽培ならあまり心配はいりませんが、繰り返し同じ土に植えていると連作障害として立ち枯れ病が出ます。


主な引用・参考元
ベランダ菜園.com