11月

11月24日の誕生花〜ピラカンサ(トキワサンザシ)〜

今日は11月24日。
進化の日だそうです。
1859年のこの日に、チャールズ・ダーウィンの『種の起源』の初版が刊行されたことを記念した日です。

そんな11月24日の誕生花は、
「ピラカンサ」
というお花です。

今日はこのピラカンサについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

常磐山査子

ピラカンサは、ヨーロッパや西アジア原産のバラ科トキワサンザシ属の耐寒性常緑低木です。
名前の由来は、ギリシア語で「火、炎」という意味の「pyr」と「棘」という意味の「akantha」が語源となっていて、この植物の果実の色と枝に生えたたくさんの棘に由来して付けられたとされています。
日本には明治時代の中頃に渡来しました。

葉が長楕円形で濃緑色です。
株は低木なのでそれほど背丈は高くなりませんが、成長が非常に早く徒長枝がよく出るので毎年管理が必要になります。
生長すると約3mから4m程の高さになります。
開花時期は4月から6月頃で、春から初夏にかけて木全体が真っ白に見えるほどたくさんの白い小さな五弁花を咲かせます。
花は小さい5枚の花弁からなる白花で、やや大きめの花序になります。
花が終わった秋から冬の間には、赤や橙、黄色の小さな実を枝が撓むほど沢山付けます。
濃緑色の葉と実のコントラストが美しい樹木です。

姿が美しいので木は観賞用とされます。
果実は鳥の好物なので、庭や公園等に植えられバードウオッティングを楽しむ人も多いです。
また、枝には鋭いトゲがあるので、侵入防止用の生け垣など実用目的で用いられることもあります

◆花言葉

・美しさはあなたの魅力

赤や黄、オレンジ色のたわわに実った、遠くからでも人目を引く実の美しさにつけられています。

・燃ゆる想い

枝につけた実の燃えるように鮮やかな赤い色を現わしています。

・防衛

タネを一箇所ではなく複数の場所に運んでもらうために、一度にたくさん食べられないように、あまりおいしくない実をつけることからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと水はけがよい場所で、乾燥しすぎなければ、土質を選ばずによく成長します。

・水やり

庭植えには特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。
鉢植えでは、枝が伸びる春から秋までは十分に水やりします。

・肥料について

寒肥として2月下旬から3月上旬に、固形の油かすか緩効性化成肥料を施します。
また、鉢植えでは、開花後の6月中旬から下旬にもお礼肥を施します。

・主な病害虫

葉を食害するハマキムシが春と秋に発生するので、発生枝を枝ごと切り取ります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸