11月

11月23日の誕生花〜ハエマンサス(マユハケオモト)〜

今日は11月23日。
手袋の日だそうです。
日本手袋工業組合によって1981(昭和56)年に制定されました。
これから手袋が必要になる季節に向けて、祝日の勤労感謝の日を記念日にしました。

そんな11月23日の誕生花は、
「ハエマンサス」
というお花です。

今日はこのハエマンサスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

眉刷毛万年青

ハエマンサスは、南アフリカ原産のヒガンバナ科ハエマンサス属の多年草です。
名前は真っ赤な花姿が血の花をイメージすることからつけたれたと言われていて、ギリシア語のhaem(血)とanthus(花)の意味を含んでいます。
また和名ではマユハケオモトと呼ばれ、これは花の姿が眉刷毛(マユハケ)に似て、万年青によく似た葉っぱをつけることにちなんで付けられたようです。
日本へは明治時代の初期に渡来したとされています。

草丈は10cmから20cm程です。
多くの品種では葉が枯れ落ちると絵筆のような極太の花茎を伸ばして花を咲かせます。
開花時期は9月から11月頃で、花色は赤や白です。
花びらのように見えるのは苞(ほう)で、本来の花びらはほとんど見えません。
少し不思議な形の花をつけ、その姿は眉刷毛にも似ています。
ただし、種類や品種によっても花姿は若干異なります。

葉が出ている期間を長く保つことが、球根を肥大させ、大きな花房を咲かせることにつながります。
真夏以外はよく日に当て、肥料をしっかり施して管理してください。

◆花言葉

・富裕

たくさんの小花が集まって一つの花となる様子を表したものです。

・清純な心

冬に生長して秋に花を咲かせる代表品種アルビフロスの白い花色からきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

庭植えよりも鉢植えとして楽しみます。
比較的寒さに強く、凍らせなければ軒下などで冬越しできますが、なるべく5℃以上に保てる室内で管理します。
常緑種では8℃から10℃くらいに保つと、冬も美しい葉が楽しめます。
休眠中を除き、夏は風通しのよい涼しい半日陰で、冬は日に当てて育てるとよいです。

・水やり

葉の出ている生育期間中、鉢土がよく乾いたらたっぷり水やりします。
夏に休眠するタイプは、鉢土に湿り気があると腐りやすいので、休眠中は完全に水を切ります。
冬に休眠するタイプは、落葉性のものは水を与えませんが、常緑性のものにはわずかに湿り気をもたせるようにときどき少量の水をやります。

・肥料について

元肥として緩効性化成肥料を施します。
葉が展開して生育している間、薄めの液体肥料を施します。

・主な病害虫

病気:葉枯病

梅雨時期に蒸れて葉が枯れる病気が発生することがあります。風通しのよいところで葉をぬらさず管理しましょう。

害虫:アカダニ、ナメクジなど

梅雨明け後の高温乾燥期にアカダニ(赤色をしたハダニ類)が発生することがあります。
見つけしだい駆除しましょう。
また、地表に出た球根をナメクジが食害することがあります。
球根の表面がでこぼこになり、そこから腐ることがあるので、ナメクジ駆除剤をまいて防除します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸