10月

10月11日の誕生花〜クジャクアスター(宿根アスター)〜

今日は10月11日。
安全・安心なまちづくりの日だそうです。
2005年12月に閣議決定し、2006年から実施されていて、全国地域安全運動の1日目にあたります。

そんな10月11日の誕生花は、
「クジャクアスター」
というお花です。

今日はこのクジャクアスターについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

孔雀アスター

クジャクアスターは、北アメリカ原産のキク科シオン属の耐寒性多年草です。
シロクジャクやユウゼンギクを交配して作られた園芸品種です。
小花を多数つけた枝が、羽根を広げた孔雀に似ていることが花名の由来です。

草丈が180cm程度になる高性種から30cm程度の矮性種まであります。
茎は直立するかやや弧を描いて伸び、上部で細い枝をよく分けます。
葉は互生する単葉で、披針形、茎先まで多数密につきます。
開花時期は品種によって異なりますが、6月から10月頃です。
伸びた茎の上部を多数分枝させ、頂部に花径1cmから3cm程度の頭花を咲かせます。
花色は紫の他、桃色や白、藤色、赤があります。小花を多数つけた枝が、羽根を広げた孔雀に似ていることが花名の由来です。

花付きが非常に良く、切り花にも利用できます。
初夏に茎を切り戻すと低い姿で楽しむことができます。

◆花言葉

・いつもご機嫌

無数に枝分かれした先に咲いた小花が仲良く秋風にゆれる姿から連想してつけられています。

・飾り気のない人

やさしく可憐な花が秋の野辺を彩るノギク(野菊)を思わせることからきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

年間を通して日なたで育てます。
夏も日よけなどは必要ありません。
日陰では栽培できません。

・水やり

鉢植えの場合は、表土が乾いたら十分に与えます。
庭植えの場合、晴天が続かないかぎり水やりの必要はありません。

・肥料について

植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、3号鉢で一つまみ施します。
4月から9月にかけて、1か月に2回、液体肥料を1500倍から2000倍に薄めて施します。
肥料が多すぎると姿が乱れるので、少なめを心がけましょう。
豪華に咲かせたい場合は、春の間だけ親指大の油かすの玉肥を3号鉢で1~2個追肥します。
庭植えの場合にはほとんど必要ありません。

・病気と害虫

病気:さび病、うどんこ病

さび病は10月から11月に茎や葉に赤茶色のさびのような斑点が多数つきます。
枯れませんが、生育が衰え、見た目が悪くなります。
感染した茎や葉を取り除き処分します。
周囲にキク科の雑草が茂っている場合は、それらを残らず抜いて発生源を断ちましょう。

害虫:ハモグリバエ、アワダチソウグンバイ

ハモグリバエはヨメナスジハモグリバエというハエの一種で、6月から9月に発生し、葉の中を食い進んで不規則な線を描きます。
先端部分にいるので爪で押しつぶすか、数が多い場合は薬剤などを散布します。
アワダチソウグンバイはグンバイムシの一種で、6月から10月を中心に発生し、セイタカアワダチソウで越冬します。
葉の裏に寄生して汁を吸います。
葉の表面が白くかすれたようになり、ひどい場合は葉が黄色く変色して落葉します。
ふんにカビが生えて黒く汚れる(すす病)こともあります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸