今日は10月12日。
豆乳の日だそうです。
豆乳を飲み続けることで、体の中から美しさを引き出してもらい、豆乳市場の活性化を図ることが目的として日本豆乳協会によって制定されました。
日付は「とう(10)にゅう(2)」の語呂合せから選ばれました。
そんな10月12日の誕生花は、
「ゼラニウム」
というお花です。
今日はこのゼラニウムについてご紹介します。
◆特徴
ゼラニウムは、南アフリカ原産のフウロソウ科ペラルゴニウム属の半耐寒性多年草です。
名前は、以前分類されていたゼラニウム属の名残で、現在はぺラルゴニウム属に分類されています。
ギリシア語で「鶴」を意味する「ゼラノス」が語源となって名付けられていて、花の後の果実の形を鶴のくちばしに見立てたことに由来するようです。
葉は丸く香りがよく、ハーブとして分類されているゼラニウムもあります。
少し厚みのある葉と瑞々しい太さのある茎を持ち、乾燥に強いのが特徴です。
開花時期は4月から11月と長い間開花し続けます。
本来は四季咲き性で、環境さえ合えば通年花を咲かせます。
花色は赤、白、黄色、ピンクなど多彩です。
一重咲きや八重咲きがあり、花の形も星形やフリル形の小花が集まり、茎の先端に咲きます。
ヨーロッパでは、ゼラニウムの中でも香りが強い品種には虫除け効果があると言い、窓辺に飾る習慣がありました。
日本でもハーブゼラニウムと呼ばれる香りを楽しむタイプのゼラニウムは人気があります。
ガーデニングや寄せ植えとしての利用法はもちろん、その香りを活かしエッセシャンルオイルやアロマオイル、スキンケア用品としての利用法もあり用途は多様です。
品種により日本では越冬できないものもありますが、緑の葉を残し越冬する品種も多くあります。
◆花言葉
・決心、決意
次々と花を咲かせて窓辺やベランダを長く飾る花の様子からきているようです。
・真の友情
やさしいピンク色の花が花茎の先に寄り添うように集まって咲くことからつけられています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
1年を通して日当たりと風通しのよい場所で育てますが、真夏は西日の当たらない場所が適しています。
また、雨に当てると茎葉や花が腐りやすいので、鉢植えであれば、長雨の時期に軒下などへ移動させます。
庭植えの場合は、梅雨時期に株を切り戻しておきます。
・水やり
鉢植えの場合、表土がよく乾いたらたっぷりと水やりしますが、冬は乾かし気味に管理します。
庭植えの場合はほとんど不要ですが、真夏に土が乾くようであればたっぷりと水やりします。
・肥料について
用土には元肥としてカルシウムを含む緩効性肥料を加えておきます。
また、生育が旺盛となる早春から初夏と、秋に追肥します。
液体肥料を水やり代わりに施してもよいですが、開花期に肥料が多いと花茎が柔らかくなって倒れやすくなるので、緩効性肥料を置き肥するとよいでしょう。
・病気と害虫
病気:茎腐病(ブラックレッグ)
茎腐れが発生することがあり、茎の基部が茶色くぺしゃんこになり、その部分から上部へと腐っていきます。
症状を見つけたら、その枝のつけ根から切り落とします。
害虫:ハマキムシ、ヨトウムシ
春から夏にハマキムシが発生しやすく、葉の一部が巻いたり、引きつったりする症状が見られます。
また春、および秋から初冬にはヨトウムシが発生しやすく、葉がかじられます。
害虫自体を見つけるよりも、葉の上に小さなふんを見つけたり、食害に気づくほうが多いので、日ごろからよく観察しておきましょう。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸