10月

10月13日の誕生花〜リンドウ(エヤミグサ)〜

今日は10月13日。
サツマイモの日だそうです。
埼玉県川越市のサツマイモ愛好家のグループ「川越いも友の会」によって制定されました。
10月はサツマイモの旬の季節で、また、江戸から川越までの距離が約13里なので、サツマイモに「栗(九里)より(四里)うまい十三里」という異名があったことから、10月13日がサツマイモの日になりました。

そんな10月13日の誕生花は、
「リンドウ」
というお花です。

今日はこのリンドウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

竜胆

リンドウは、日本原産のリンドウ科リンドウ属の落葉性多年草です。
日本のほぼ全域に自生しています。
元々は野生の花で、群生することなく単独で自生する特性があります。
リンドウは、世界各地で古くから薬草として利用されており、古代エジプト時代にもその記録が残っています。
主には根が生薬にされ、その味が「竜の肝のように苦い」と評されたことから、中国では「竜胆」と名づけられました。
それが日本に伝わり「リュウタン」と呼ばれていましたが、いつの間にかなまって「リンドウ」となったようです。
別名、疫病草(エヤミグサ)とも呼ばれていますが、これは根が生薬となり病気を治すとされていたことから名づけられました。

多くは草丈が15cmから40cm程ですが、中には1mにも達する高性種もあります。
開花時期は9月から10月で、青、水色、紫、白、ピンクなどの色の花を咲かせます。
中には白い花弁に紫がストライプ状に乗る複色もあります。
直径2cmほどのベル形の花で、1輪に5、6枚の花びらがつきます。
花穂を立ち上げ、この小さな花が連なって咲くのが特徴です。
リンドウの花は、光に反応して開花し、曇りの日や夜には花弁を閉じてしまう性質があります。
ですので、開花時期は日当たりのよい場所で管理することがポイントです。

◆花言葉

・あなたが悲しむとき私は愛す

秋が深まった野山に、静寂に包まれひっそりと美しく咲く姿を現わしたものだそうです。

・あなたの悲しみに寄り添う

寂しい野山を歩く人達の心を慰めてつつましやかに咲く花の姿と、青紫の悲しみを思わせる花色からつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

春の芽出しから梅雨明けまでは、暖かい日ざしのある環境を好みます。
梅雨明け以降は葉焼けしやすいので、寒冷紗などで50%の遮光をするか、明るい日陰に置きます。
秋の彼岸ごろからは再び日ざしの下で管理し、開花と休眠前の株の充実を図ります。
冬は強い凍結を好まないので、棚下などで静かに冬越しさせます。

・水やり

乾燥するとすぐに葉傷みを起こします。
また、一度水を切らすとなかなか回復しないので、乾かしすぎは禁物です。
水やりは1日1回とし、春、秋、冬は朝、夏は夕方以降にたっぷりと水を与えます。

・肥料について

肥料を好み、不足するとすぐに葉が黄変するので、注意して観察してください。
元肥として、植え込み時に少量の緩効性化成肥料を施します。
芽出しから梅雨明けまでと、秋の彼岸ごろから休眠前までは月2回ほど、三要素等量の液体肥料を施します。
さらに、春と秋に1回ずつ置き肥を鉢縁に置くのも効果的です。

・主な病害虫

リンドウにとって一番厄介な害虫はアブラムシです。
小さくて多くのアブラムシが付着するので一度つくと急速にリンドウが劣化します。
太陽の光が苦手なのでシルバーシートを敷くと避けることが出来ます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸