10月

10月9日の誕生花〜オミナエシ(アワバナ)〜

今日は10月9日。
マカロンの日だそうです。
フランスを代表する洋菓子のマカロンの魅力をより多くの人に知ってもらうのが目的で、全日本マカロン協会によって制定されました。
日付はマカロンを立てて横から見ると1に見え、置いて上から見ると0に見えることから10月。マカロンの美味しさを吉兆のシンボルの勾玉の形に見立てて9日とされました。

そんな10月9日の誕生花は、
「オミナエシ」
というお花です。

今日はこのオミナエシについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

女郎花

オミナエシは、東アジア原産のオミナエシ科オミナエシ属の宿根性多年草です。
名前の由来には諸説ありますが、一説では女飯(オミナメシ)という言葉が由来していると言われています。
その昔、もち米で炊くご飯を男性が食べていたことから白い飯のことを男飯と言ったことに対し、女性は黄色い粟のごはんを食べていたので粟飯を女飯と呼ばれていました。
その黄色い粟飯を盛った女飯の見た目とオミナエシの花が似ていることから「オミナメシ」から「オミナエシ」と言われるようになったそうです。
また、オミナエシは山上憶良が万葉集で詠んだ秋の七草に数えられます。

100m近くまで生長し、黄色い小さな花を房状に咲かせます。
花は15~20cmほどでまとまって咲くのが特徴です。
開花時期は6月から10月で、8~9月が最も見頃の季節を迎えます。
日当たりが良い草地を好むため、川の土手などで見られることが多い植物です。
宿根草なので地上部分が枯れても株自体は残り、数年間は花を採取することができます。
採取した花を乾燥させて煎じたものは肺醤(はいしょう)という生薬になり、解熱や解毒作用があります。

十五夜(旧8月15日)に飾る秋の七草のひとつであり、万葉集や源氏物語にも登場する日本人には古くから馴染みの深い植物です。

・秋の七草

ハギ、キキョウ、ナデシコ、クズ、オミナエシ、フジバカマ、オバナ(ススキ)の七つ。
無病息災を願って食する春の七草とは違い、眺めてもしくは愛でて楽しむのが秋の七草。

◆花言葉

・はかない恋

黄色い小花が寂しげに秋風に揺れる様子からつけられています。

・美人

万葉集で美しい女性にたとえられた繊細で女性的な花の姿からつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植えも庭植えも日なたで育てます。
日陰では成長も花つきも悪くなり、場合によっては枯れます。
同属のコキンレイカ、キンレイカ、チシマキンレイカなどの高山性の種類を庭植えにする場合はロックガーデンを築いて植えつけます。

・水やり

鉢植えの場合は、表土が乾いたら十分に水を与えます。
比較的水を好むので、夏は1日1~2回与えます。
庭植えの場合は、基本的には与えなくても大丈夫ですが、晴天が続いて地面が乾いているようなら与えます。

・肥料について

鉢植えは春から夏にかけて、草花用の肥料を少量施します。
量が多すぎると枝葉ばかり茂りすぎるので、控えめを心がけます。
庭植えの場合は必要ありません。

・主な病害虫

まれにうどんこ病が発生しますが、重症化することはあまりありません。
水はけの悪い場所では立ち枯れ症状を起こす病気になることがあります。
対策としては、感染した植物は除去し、土を盛って水はけをよくしたり水はけのよい用土を客土したりします。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸