7月

7月7日の誕生花〜ギボウシ(ホスタ)〜

今日は7月7日。
ポニーテールの日とも呼ばれているそうです。
日本ポニーテール協会によって1995年に制定されました。
7月7日が七夕・ゆかたの日であり、織姫がポニーテールであることと、健康的でさわやかで、女性らしさをアピールできる髪型のポニーテールが浴衣に似合うことなどがこの日になった理由だそう。

そんな7月7日の誕生花は、
「ギボウシ」
というお花です。

今日はこのギボウシについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ギボウシ

ギボウシはユリ科ギボウシ属の耐寒性多年草です。
野生種は東アジアの特産で、最も多くの種が分布する日本列島では各地に普通に見られます。
海岸近くの低地から亜高山帯、湿原から岸壁まで生息環境も多様です。
花名は伝統的な建築物の装飾であるギボウシ(擬宝珠)に花の蕾が似ていることから付けられました。

葉は根元にまとまってつきます。
葉の幅はさまざまで、この葉は種類によって光沢のあるもの、つや消しのもの、白粉を帯びるもの、しわの目立つものなどがあります。
斑入りのものもあり、観葉植物としても美しいです。

開花時期は6月から9月で、見頃は7~8月です。
つぼみは筒状で先端から膨み、よい香りを漂わせながら花を咲かせます。
花茎は多くのものでまっすぐに、あるいは斜めに伸びて高さ15cmから200cmにもなり、白から淡紫色の花を多数咲かせます。
花は一日花で、品種によって長さが3cmのものや15cmのものもあります。
存在感のある日陰向きの植物として、もっとも適している植物のひとつですが、冬は地上部が枯れてしまいます。

葉や花の感じが落ち着いており和風庭園に似合います。
とても丈夫な性質で、半日陰から日陰の湿潤地でも育つためガーデニング材料の一つとして重宝されています。

◆花言葉

・沈静

つぼみをたくさんつけてすっと伸びた花茎に、次々と咲いていく花が静かに佇んでいるように見えることからつけられました。

・静かな人

花の形にちょっと寂しそうな風情があることからつけられています。

・変わらない思い

春にまた芽を出して広げるブルーリーフやイエローリーフ、斑入り葉などの細葉や丸葉に対して与えられたとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

明るい日陰、または午後は日陰になる場所で育てます。
庭植えの場合はあまり激しく地面が乾燥する場所は避けます。

・水やり

鉢植えの場合は表土が乾いたら十分に与えます。
庭植えの場合は表土が乾いて、萎れているようなら十分に水を与えます。

・肥料について

4月から6月にかけて月に1回、親指大の固形油かすを5号鉢で5~6個ほど施します。
9月から10月には月に1回、親指大の固形骨粉を5号鉢で4~5個施します。

・主な病害虫

病気:ウイルス病

初期には薄いまだら模様が入ります。
やがて葉があぶった海苔のように縮れて、不規則にゆがみ、ときに腐った黒い斑点が生じます。
治癒することは困難なので、感染した株は廃棄します。

害虫:ネコブセンチュウ、アブラムシ

ネコブセンチュウは根にこぶをつくり、株の成長を衰えさせます。
ひどい場合は根茎も侵し、放置すると被害が大きくなるので、植え替え時に被害根を切り捨てます。
アブラムシは若い葉や花茎、蕾につきます。ウイルス病を媒介するので、早期に防除しましょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸