6月

6月4日の誕生花〜アーティチョーク〜

今日は6月4日。
蒸しパンの日です。
北海道札幌市の日糧製パン株式会社が制定した記念日です。
日付は6と4で蒸しパンの「蒸し」と読む語呂合わせから。

そんな6月4日の誕生花は、
「アーティチョーク」
というお花です。

今日はこのアーティチョークについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

アーティチョーク

アーティチョークは地中海地方原産のキク科チョウセンアザミ属の多年草です。
日本には江戸時代にオランダから持ち込まれ栽培された記録があるようですが、食材としては広まらなかったようです。
標準和名では、チョウセンアザミと呼ばれています。
チョウセンアザミ属自体は地中海地方を中心に約10種ほどが自生している種類で、そのほとんどはヨーロッパに分布しています。
チョウセンアザミという学名は、その花が大きなアザミに似ていたからだと言われています。
しかし、アーティチョークには他のチョウセンアザミ属の仲間と違って、葉にトゲがありません。
アーティチョークは、英名にして書くと「Artichoke」または「Globe artichoke」となります。
Artichokeは、アラビア語で巨大なアザミという意味です。

花の開花時期は6月〜8月です。
直径15~20㎝くらいと大きな花を咲かせ、アザミの花を大きくしたような見た目をしています。
花びらもアザミのように細く、花色は青味がかった紫色です。

アーティチョークは食用にされることで知られています。
夏が差し掛かる6月〜7月ごろからつぼみが付き始めます。
鱗のような萼が何枚も重なりつぼみになってきたら花が咲く前に収穫します。
アーティチョークの主な収穫時期は、つぼみが少し開いているときで茎を3cm〜5cmぐらい残してカットしましょう。
つぼみの中はすぐに成長していき味が悪くなり、収穫できる時が短いです。収穫する時期を誤らないように気をつけましょう。
食用になるのは、開花前のまだ硬いつぼみの部分で、つぼみの基部の肉厚になっている付け根付近を食用とします。
中に存在する花は食べずに捨ててしまいますので、歩留まりは良くないです。
松ぼっくりを逆さにしたような形状のつぼみは、加熱するとほくほくしておいしい野菜に変身します。

◆花言葉

・傷つく恋

重なり合うガクが守っているやわらかく繊細な花から連想してつけられたとされています。

・そばにおいて

シルバーリーフに鋭いトゲがたくさんあるけれど、大きな美しい花を咲かせるからそばに置いてほしいという意味が込められているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

季節を問わず日の光が当たる場所で管理します。
ただ、アーティチョークは氷点下より1・2度低くてもすぐには枯れません。
それでも凍結や霜に当たると、流石に枯れてしまいますので寒冷地では十分注意しましょう。
屋外での越冬は難しいので、株元に敷きワラや遮光ネットなどを使って被せておきます。
アーティチョークを植えている周辺の土をかき集めて、寄せておくと凍結防止にもなります。

・水やり

生育期には、土が乾ききってしまうと生長しなくなって挙句の果てには枯れてしまいます。
また、過湿は根が腐る原因になります。土が乾いているときに水やりを行いましょう。
土質に保水性が高いと、より水分が残っている可能性があるので、土の中まで確認してから与えます。
夏は湿度が高い時期なので、水の与え過ぎに注意しましょう。
冬の間でも土が乾いたら水分を補給してあげるようにしましょう。
秋以降になると葉が落ちて枯れますが、これはアーティチョークが休眠期の入ったサインです。

・肥料について

生育期の5月〜6月に液体肥料を与えます。
与える頻度としては2週間に一度施肥しましょう。
肥料不足になってしまうと、食用の株が生長しづらくなり、小さいサイズになってしまいます。
足らないと感じたら追肥を施すなど、様子を見て調整しましょう。

・病気と害虫

病気:うどんこ病、苗立枯病、灰色かび病

病気は、うどんこ病、苗立枯病、灰色かび病にかかりやすいです。
アーティチョークを調理する際は、十分に水で洗ってから使うようにします。

害虫:アブラムシ、アリ、ハダニ、ヨトウムシ

春先になり蕾をつけると、その下の茎や葉の裏などにアブラムシが生息している可能性があります。
アブラムシが発生するとウイルス病にかかるようになってしまいます。
さらにアブラムシの分泌物が原因でアリを誘います。発生したら、こまめに対策や駆除を行いましょう。
また、ハダニやヨトウムシなどもつきやすいです。


主な引用・参考元
GreenSnap