8月

8月30日の誕生花〜クルクマ(ハルザキウコン)〜

今日は8月30日。
野菜の日です。
全国青果物商業協同組合連合会など9団体の関係組合によって1983年に制定されました。
日付は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合せにちなみます。

そんな8月30日の誕生花は、
「クルクマ」
というお花です。

今日はこのクルクマについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

Hidden lily

クルクマは、熱帯アジア原産のショウガ科ウコン属の多年性球根植物です。
根が黄色いため、染料としても使われていたことがあり、アラビア語で黄色の意味がある「クルクン」が名前の由来になっていると言われています。

生長したクルクマは1m程になります。
葉は長く丸みを帯びた形状をしており、これを6枚から8枚程度の束で生やし初夏から夏にかけての花が少なくなる季節にピンク色や白を中心とした花を咲かせます。
花弁に見える部分は苞(ほう)と呼ばれ、1カ月以上も美しい色を持続します。
しかし実際の花は、苞の下の方につき、開花から1週間ほどで咲き終わってしまいます。

クルクマの球根は、実にユニークな形をしています。
大きさにして約4cmの球根から複数本の細い根を大地に生やして生育します。
この根の先には栄養を貯蔵するための保管庫があり、ミルクタンクという名前で呼ばれます。
ここから生長するにしたがって芽や茎、葉っぱを地上に出していきます。

切り花としての需要が高い植物ですが、最近では、鉢花や花壇用としても栽培されるようになりました。

◆花言葉

・あなたの姿に酔いしれる

つぼみを包んでいた苞が色づいて花のように見える幻想的な姿からつけられたようです。

・乙女の香り

苞の中でひっそりと恥じらうように咲く愛らしい花の姿をたとえたものです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日なたから半日陰に置くことができますが、よく日光に当てたほうが花つきがよくなり、株姿もコンパクトにまとまります。
よく生育する夏は土の乾燥を避け、十分な水分が必要です。
根茎の掘り上げは10月中に行い、バーミキュライトなどに埋めて凍らないように注意し、翌年の5月まで室内で保管します。
この根茎も寒さに弱いため、戸外で植えたままにすると枯れてしまうので注意します。

・水やり

鉢土の表面が乾いてから水を与えてください。
生育期は乾燥を嫌うので、夏に日当たりのよい場所で管理する場合は毎日与えます。
特に高温乾燥が激しい場合には朝夕1日2回、水やりをしてください。
庭植えした場合は、夏に土の表面が乾いたら水やりをします。

・肥料について

春から秋の成長期に、チッ素・リン酸・カリを等量か、リン酸分がやや多めの化成肥料を置き肥として規定量施します。
よく開花しているときは肥料を多く必要とするので、液体肥料も併用して施します。
開花期間が長いので、肥料切れに注意してください。

・主な病害虫

特筆すべき病害虫はありません。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸