今日は5月3日。
憲法記念日です。
国民の祝日の一つで、1947年のこの日に日本国憲法が施行されたことを記念して制定されました。
そんな5月3日の誕生花は、
「アゲラタム」
というお花です。
今日はこのアゲラタムについてご紹介します。
◆特徴
アゲラタムは、キク科カッコウアザミ属の非耐寒性の多年草です。
ただし、日本では冬越しできないため一年草として扱われます。
名前は、学名であるAgeratumが由来です。
学名はギリシャ語のageratos(不老)が由来とされ、アゲラタムの花が長い期間色褪せずに咲き続けるということにちなんでいます。
英名では、Floss flower(フロスフラワー)やBluemink(ブルーミンク)などと呼ばれています。
Floss(フロス)とは英語で「絹綿状の」という意味があり、アゲラタムの花びらの形に由来しています。
またBlueminkは、青色のミンクの毛という意味であり、ふわふわした花形から名付けられました。
明治時代初期に日本に持ち込まれ、和名では、カッコウアザミ(霍香薊)と呼ばれています。
これは葉の形がシソ科のカッコウに似ていて、アザミのような花形であることが由来とされています。
開花時期は5月~10月頃であり、一年草植物です。
花の大きさは約1cm~2cmで、青色や紫色の他にピンク色や白色などの花色もあります。
アゲラタムは官状花と呼ばれる糸のような細い花びらが特徴で、小さな花が沢山集まって咲きます。
花つきもよいので花壇から切り花として飾ったり、使い勝手のよさが特長です。
青系の花でこれほど花期が長いものはアゲラタムだけだとか。
暑さには比較的強い植物ですが、それでも夏は他の時期に比べて花数が少なくなります。
また、日当たりが悪いと花付きも良くないため、日なたで育てるようにします。
◆花言葉
・信頼
アゲラタムの花が長い期間咲き続けることが由来と言われています。
・安泰、幸せを得る
アゲラタムは花持ちが良く色褪せしにくいことから付けられたとされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
暑さや日ざしに強く、霜が降りるころまで長く咲き続けます。
本来は多年草ですが、寒さに弱いため、春まき一年草として扱われます。
日当たりと水はけのよいところであれば、土質もあまり選ばず、やせ地でも育てられます。
極端な乾燥や、混みすぎによる蒸れには注意します。
・水やり
庭植えでは植えつけるとき以外はほとんど必要ありません。
鉢植えはしおれやすいので、乾いたらたっぷり与えます。
過湿や排水不良は根腐れのもとです。
・肥料について
無肥料でも育つほどなので、少な目でよく、鉢植えでは、生育の様子を見ながら追肥を施します。
肥料分が多いと葉が大きく茂り軟弱になりやすくなります。
・病気と害虫
病気:灰色かび病
梅雨どきなど雨天が続くと灰色かび病が出やすくなります。
株の混み過ぎには注意してください。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニ
成長期にはアブラムシやヨトウムシの防除を行います。
夏の乾燥期には、ハダニがつくことがあります。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸