8月

8月3日の誕生花〜キョウチクトウ(ハンネンコウ)〜

キョウチクトウ

今日は8月3日。
はちみつの日です。
全日本はちみつ協同組合と日本養蜂はちみつ協会が1985年に制定した記念日です。
日付は、8(はち)3(みつ)で「はちみつ」の語呂合せにちなみます。
なお、日付を逆にした3月8日は両組織が制定した「みつばちの日」となっている。

そんな8月3日の誕生花は、
「キョウチクトウ」
というお花です。

今日はこのキョウチクトウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

半年紅

江戸時代の中期にインドから中国を通って日本へ渡ってきました。
漢字表記では、夾竹桃でキョウチクトウと読みます。
由来は葉が細長く竹の葉に似ていて、花が桃の花に似ている事から、夾という混じるや挟まるという意味の一文字が加わり、竹と桃が混ざり合った様子を表して付けられました。

春から初夏に枝先で花芽がつくられ、6月下旬ごろから順次開花します。
開花時期はそれから9月までです。
それぞれの枝の生育状況により開花がずれるため、結果的に開花期が長くなります。
花はプラスチックに似た光沢があり、4cm程の筒状で先が5枚に裂けて少しねじれたプロペラのような花びらの形をしています。
花色は白、ピンク、赤、黄色があり、形は八重咲きと一重咲きのものがあります。

葉の形は長細くボート型をしていて先端が尖っています。
濃い緑色の種類の他、斑が入ったものもあります。
葉の裏側に小さくくぼんでいる所があり内側には毛が生えていてフィルターの役割をしています。
これは、外から来る排気ガスなどの有害物質を防げる形になっています。
これによりキョウチクトウは大気汚染に強く、工業地帯や幹線道路沿いの植栽など、都市緑化にも利用されています。
日当たりが悪いと花つきが悪くなるので植えつけ場所や、枝の混みすぎなどに注意します。

花、葉、枝、根、果実、すべてに毒がある植物として広く知られています。
さらには自身だけでなく、植えられている土までも毒を含ませてしまう強い毒を持っています。
腐葉土にする場合も毒が抜けるまでに1年はかかると言われています。
また、生木を燃やすと有毒な煙が出るため、焚き火などでうっかり燃やしたりしない様に注意が必要です。
育てやすく管理が簡単な事からも公園にもよく植えられているので、子供が、口に入れることがないように、とくに注意が必要です。

◆花言葉

・恵まれた人

深い緑の葉の先にたくさんつぼみをつけて、次々と長く咲く花をたとえたものだとされています。

・注意」「危険」「油断大敵

枝や葉を切ると出る白い液が心臓に有害な強い毒を含むことからつけられました。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所を好みます。
特に土質は選びませんが、水はけが悪い場所は避けるか、盛り土をして高植えにすると育ちやすいです。

・水やり

庭植えで、植えつけ1年未満の株や、鉢植えの株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

・肥料について

2月ごろに元肥として有機質肥料を株元の周辺に埋めておけば、以降は必要ありません。

・病気と害虫

病気:炭そ病

4月ごろから葉に黒っぽい病斑が現れる病気で、梅雨入り以降発生がふえます。

害虫:キョウチクトウアブラムシ

枝先を吸汁されると花が咲かない原因になります。
また、甘い蜜状の排せつ物が付着した葉にカビが発生し、すす病を併発します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸