9月

9月10日の誕生花〜ポットマム(洋菊)〜

今日は9月10日。
牛タンの日だそうです。
牛タン業界活性化を願い、仙台牛たん振興会によって2006年に制定された記念日です。
日付は牛(9)タン(10)の語呂合わせから。
この日は加盟店などの牛タン定食が安くなるそうです。

そんな9月10日の誕生花は、
「ポットマム」
というお花です。

今日はこのポットマムについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

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ポットマムは、キク科デンドランセマ属の多年草です。
数あるキクの中でも鉢植え(ポット)のキクを指します。
1950年代にアメリカで鉢植え向きの矮性園芸品種が育成され、ポットマムという名称で販売されました。

葉は互生する単葉で、羽状に切れ込みがあるものが多いです。
花の咲き方は、ポンポン咲きやアネモネ咲き、スパイダー咲き、丁字咲きなど多様です。
花色は黄色がよく知られますが、白、赤、ピンク、オレンジと多彩。
また、変わった色としては緑色、茶色、複色タイプもあります。

キクは自然開花期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊に分けられ、ポットマムは秋菊です。
日が短くなると花芽をつける短日植物なので、人工的に電灯で照らして日の長さを長くしたり、幕で覆って日の長さを短くしたりして、通年開花株が生産されています。
最近では草丈を低くする薬剤である矮化剤を使用して、本来切り花用で草丈が高い園芸品種群であるスプレーギクも、ポットマムとして出回っています。
このため、購入2年目以降の株は、矮化剤の効き目が切れて草丈が高くなるものがあります。

◆花言葉

・高潔

和菊と同じ花言葉で、菊の気高く気品に満ちた花姿にちなむと言われています。

・清らかな愛

シンプルな形の花びらがたくさん集まって美しい花をつくっている花姿からつけられたそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

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・育てる環境

通年、日当たりのよい屋外で育てます。
鉢植えの場合は、泥がはねかからないよう、下に敷物をするか、一段高くなった場所で管理します。
開花期は雨のかからない場所へ移動させると、花が傷まず、長く楽しむことができます。
庭植えの場合は、一段高くなった花壇や傾斜地など水はけのよい場所を選び、泥はね防止にバークやわらなどを敷きましょう。
冬至芽は寒さに当たることで春から成長を開始するので、開花後は屋外で寒さに当ててください。

・水やり

用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
開花中の水切れは花が早く散る原因になるので注意が必要です。

・肥料について

3月ごろ、春先に芽が伸び始めたら10月まで、緩効性化成肥料を施します。
鉢植えは、蕾が大きくなる10月に、液体肥料も併用します。
庭植えの場合は3月から10月まで緩効性化成肥料だけで十分です。

・病気と害虫

病気:葉枯病、さび病

葉枯病は、センチュウによって葉が枯れてしまう病気です。
被害が出た葉は速やかに取り除いて、清潔に保ちましょう。
さび病は、葉に斑点ができ、ひどくなると葉が枯れてしまう病気です。
新芽の伸びる春から初夏に殺菌剤を散布すると、その後の発病が減ります。

害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、キクスイカミキリ

アブラムシ、ヨトウムシが通年発生します。
キクスイカミキリは5月に発生します。
茎の先端が急にしおれたら、この虫による被害である可能性が高いです。
しおれた部分に卵か幼虫がいるので、茎ごと長めに切り取って捨ててください。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸