9月

9月9日の誕生花〜オオギク(大菊)〜

今日は9月9日。
救急の日です。
日付は「きゅう(9)きゅう(9)」の語呂合せから、厚生省(現厚生労働省)と消防庁が1982年に制定した啓発日。救急業務や救急医療について一般の理解と認識を深め、救急医療関係者の士気を高める日。

そんな9月9日の誕生花は、
「オオギク」
というお花です。

今日はこのオオギクについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

Japanese chrysanthemum

オオギクは、中国が原産のキク科キク属の多年草です。
奈良時代に中国から渡来し、薬用として人々に使用されるようになったと言われています。
平安時代になると多くは観賞用として、また室町時代には一般に菊作りが広まりました。
キクは中国から日本に渡来した際に、キクの音である「kuk(クク)」が日本語で転訛して「kiku(キク)」になったといわれています。

草丈は60cmから90cm程になり、一般的に日本では観賞用として栽培されており多年草になります。
数あるキクの中でも、花径が18cm以上になる大輪の菊です。
重厚で雄大、優美な雰囲気を持ち、愛好家も多い花です。
主な開花時期は9月から12月ですが、品種により様々です。
花色や花の形、品種が大変豊富な秋の代表花で、大きく分けると厚物、厚走り、管物などいくつかに分類されます。
厚物とは、数百枚の花弁が花芯の中央に向かってに鱗状に高く盛り上がったものを言います。
厚走りは、厚物の花の下に袋状に真っ直ぐ長い弁が放射状に開いているものを言います。
管物は、管状の花弁が長く真っ直ぐ伸びており、花弁の先は小さく固く玉巻き状になっています。

育てられれば園芸家として一人前といわれる程、園芸の基礎知識や技術が必要です。
現在では品種改良され、たくさんの種類が栽培されています。

◆花言葉

・あなたを心から愛します

お供えやご葬儀などに用いられることが多いオオギク。
故人への思いの大きさをオオギクの花の大きさで例えたものでしょうか。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

生育に適している温度は7℃から18℃前後です。
耐寒性に強く、開花する為には最低7℃以上が必要と言われています。
基本的には日当りの良い場所を生息地とし、有機質に富む土壌を好む傾向です。
株の更新は1年から2年で行う必要があります。
菊を植える際は花壇や鉢植えが良いでしょう。
また風通しがよい場所で軒下など雨が避けられる場所が良いです。

・水やり

水は土の表面が乾いてきたと思ったらたっぷりと与えます。
またあまり直接葉や花に水をかけることは、花を傷めてしまう可能性があるので、株元に水をあげるようにしていきましょう。

・肥料について

植え付け後、約2週間後くらいから8月末くらいまで、1ヵ月おきに与えます。

・主な病害虫

アブラムシやハダニ、ハモグリバエなどが発生しやすくなっています。
駆除する際は、園芸用の殺虫剤など使用して駆除しましょう。
夏場になるハダニが大量発生することがあるので殺ダニ剤など散布して速やかに退治するようにします。


主な引用・参考元
育て方ボックス