今日は2月9日。
服の日だそうです。
全国服飾学校協会・日本ファッション教育振興協会等が1988年に制定した記念日で、日付は29(ふく)の語呂合わせに由来しています。
そんな2月9日の誕生花は、
「カトレア」
というお花です。
今日はこのカトレアについてご紹介します。
◆特徴
カトレアは、熱帯アメリカ原産のラン科カトレア属の非耐寒性多年草です。
名前はこの属の最初の収集者で、最初に栽培で花を咲かせたイギリスの園芸愛好家ウィリアム・カトレーの名前にちなみます。
根や茎、葉は大きく生長すると1mを超す品種もあります。
株元の茎は棒状や紡錘形にふくらみ、その先端に肉厚の葉を1枚付けます。
森に自生し木に根を下ろし着生して育つ着生植物で、花びらは四方に開き、その中心で筒状の花を咲かせます。
花弁の周りは波打つ様なヒダがあります。
花色はピンクや白、オレンジ、黄、赤、緑、紫な様々です。
開花期は種によって異なり、主に冬・春咲き、夏・秋咲きがありますが、不定期に年数回花を咲かせるものも多くあります。
よい香りを放つ花もあります。
鉢植えにしても切り花にしても華やかな事からも、パフィオペディルム・デンドロビウム・シンビジュームと並んで「4大洋ラン」として世界中で愛されています。
◆花言葉
・優美な貴婦人、成熟した大人の魅力
「ランの女王」とも呼ばれるカトレアの優雅で格調高い姿に由来します。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
1年を通して日当たりのよい場所で栽培します。初夏から秋までは戸外の30%程度の遮光の下で管理します。このほかの季節は室内の窓辺に置き、なるべく長い時間日光に当てるようにします。
・水やり
春半ばから秋の初めまではたっぷりと与えます。
この期間はややぬれていても問題ありません。
秋の終わりから冬は比較的乾かし気味で栽培します。
蕾が伸びてきたら冬でも水は切らさないようにします。
・肥料について
春に固形の有機質肥料を規定量置き肥し、真夏前まで1か月ごとに取り替えます。
緩効性化成肥料でもかまいませんが、効果が長く続くので春に1回置き肥するのみとします。
液体肥料も固形肥料と同時に施し始め、9月中旬まで週1回水代わりにたっぷりと施します。
・病気と害虫
病気:ウイルス病
花や葉に不規則な斑点が入り、株が弱ります。治療方法はありませんから、発見しだい、焼却処分にします。
害虫:カイガラムシ
カイガラムシが比較的多く発生し、葉の裏やバルブと葉のつけ根などに白い虫が付着します。特に冬の室内に取り込んでいる時期が発生しやすい季節ですが、夏でも発生することがあります。ほうっておくと株が弱るので、注意しましょう。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸