1月

1月4日の誕生花〜シネラリア(フキザクラ)〜

今日は1月4日。
石の日だそうです。
日付は、い(1)し(4)と読む語呂合わせから。
地蔵や狛犬、墓石などに触れると願いが叶うとされています。

そんな1月4日の誕生花は、
「シネラリア」
というお花です。

今日はこのシネラリアについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

サイネリア

シネラリアは、カナリア諸島原産のキク科ペリカルリス属の一年草または多年草です。
本来多年草の植物ですが、日本の夏のような温度と湿度の高い環境には耐えることができないため、夏前には枯れてしまうことが多く、一年草として扱われています。
和名は蕗桜(フキザクラ)で、葉の形が蕗に似ていることからつけられました。

葉は心形で縁に波状の鋸歯があり、互生します。
草丈は品種によって様々ですが、20cmから100cmに生長し、2cm~10cmほどの小ぶりな花を咲かせます。
開花時期は12月から4月で、本格的な冬の季節を彩る貴重な存在です。
ひとつの苗からたくさんの花を咲かせてこんもりとまとまるので、単独で鉢植えにするのがおすすめです。
オレンジ色以外はすべての色があるといわれるほど、たくさんの花色が存在します。
グラデーション咲き、虹の目咲きといったユニークなカラーも魅力です。

シネラリアという名前で呼ばれますが、「死を連想させる」とのことでサイネリアという名前で呼ばれることが多くなりました。
観賞用の鉢花としても人気が高くギフト用としても流通していますが、そういった経緯もあってお見舞いや新築祝いなどに贈るのはあまりよくないとされています。
冬の花ではありますが、耐寒性は低く、0℃以下の気温では枯死してしまうので、冬は室内での管理が基本になります。

◆花言葉

・常に輝かしく

大きなハート形の葉の上に手まりになって、あくまで明るく咲く花の姿をたとえた花言葉です。

・いつも喜んで

寒い冬から春に明るい色の花を元気に咲かせることからきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

暑さに弱いのでタネまきは半日陰で行い、発芽後も秋の彼岸までは涼しい半日陰で管理します。
彼岸以降は日当たりのよい場所に置きます。
霜に当てると傷むので、11月になったら日当たりのよい室内に取り込んで管理しましょう。
春は霜が降りなくなったら戸外で管理してもかまいませんが、花に雨が当たると病気の原因になるので、雨の当たらない場所に置きましょう。

・水やり

用土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。
花に水がかからないように、用土に直接与えてください。
半球状に育つコンパクトな園芸品種は、鉢を覆うように葉が茂って株元が過湿になりやすいので、水の与えすぎに注意しましょう。

・肥料について

鉢植えでは10月から4月に、緩効性化成肥料を施し、9月から4月に薄めの液体肥料を併用し、定期的に施します。

・病気と害虫

病気:うどんこ病、灰色かび病

うどんこ病は10月から5月に、風通しが悪いと発生し、生育を悪くさせます。
風通しをよくして、日によく当ててがっちりとした株に育てましょう。
灰色かび病は11月から5月に、花がらに発生し、ひどくなると株が枯れます。
花がらをこまめに摘み、葉の上や株のすき間に落ちた花弁を取り除き、予防に努めましょう。

害虫:アブラムシ、コナジラミ

風通しが悪かったり、肥料過多になったりすると、アブラムシが発生しやすくなります。
コナジラミは10月から5月に、風通しが悪いと葉裏に発生します。
風通しをよくし、戸外に出して成虫を手ではたいて追い払う方法もあります。
幼虫が葉に残りますが、何度か行うとだんだん数が減ります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸