今日は12月7日。
クリスマスツリーの日だそうです。
1886年12月7日に、横浜で外国人船員のためにクリスマスツリーが飾られたことに由来しています。
そんな12月7日の誕生花は、
「カランコエ」
というお花です。
今日はこのカランコエについてご紹介します。
◆特徴
カランコエは、マダガスカルや南アフリカ原産のベンケイソウ科カランコエ属の非耐寒性多年草です。
名前の由来は、加籃菜という同属植物の中国名にちなんで、フランスの学者ミシェル・アンダーソンが名づけたとされています。
また、和名のベニベンケイは、カランコエのたくましい性質が、弁慶のようにたくましいという例えに由来します。
原産地の乾燥に対応するためカランコエは、肉厚な葉っぱに水を貯めこみ、他の植物よりも乾燥耐えることができます。
葉の先端に鋸歯という新しい芽を持っているため、葉っぱが落ちたらそこから新しい芽が出て数を増やすという繁殖方法をもち、子孫をたくさん作ることができる性質があります。
開花時期は10月から翌年5月頃までで、紅色やピンクの他、オレンジや白、クリーム色などの色の花を咲かせます。
短日植物なので、日照時間が12時間より短くなってからはじめて花芽を形成します。
蛍光灯の下など人工的な光が当たる場所では花を咲かさないことがあるので注意しましょう。
なお、この性質を利用すれば、1年中花を楽しむこともできます。
◆花言葉
・ときめき
葉に包まれてたくさん咲く鮮やかな花の印象からつけられたようです。
・たくさんの小さな思い出
花房に集まったひとつひとつのかわいい小さな花を思い出にたとえたものです。
・幸福を告げる
幸せのはじまりを告げるウェディングベルのようなベル形の花に与えられた花言葉のようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
一般に鉢植えで育て、通年、日なたで管理します。
6月から10月は雨の当たらない戸外で、11月から5月は室内の日当たりのよい場所で管理します。
日が短くなると花芽をつける性質があるので、秋以降は、夜間照明がある場所に置くと花が咲かないことがあります。
また、ベル形の花を咲かせるものは、霜の当たらない戸外で11月下旬まで管理すると、花芽がつきやすくなります。
・水やり
6月から8月と、12月から4月は乾かし気味に管理します。
5月と、9月から11月は、用土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。
乾燥には非常に強いものの、過湿に弱いので、乾かし気味に管理します。
・肥料について
5月から9月に緩効性化成肥料を、10月から12月に液体肥料を施します。
・病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色かび病
うどんこ病は、春と秋に、風通しが悪いと発生します。
灰色かび病は、11月から5月に、低温多湿時に発生します。
無加温フレームで冬越しさせると、低温多湿になりやすいので特に注意が必要です。
害虫:カイガラムシ、アブラムシ
カイガラムシは、3月から11月に、風通しが悪いと発生します。
発生の初期にこすり落とすことで被害を抑制できます。
アブラムシは、通年、新芽と蕾に多く発生します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸