1月

1月26日の誕生花〜オーブリエチア(ムラサキナズナ)〜

今日は1月26日。
文化財防火デーだそうです。
1949年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損したことをきっかけに、文化財を火災や震災から守るとともに、文化財愛護思想の普及高揚を図る目的で、1955年に文化財保護委員会(現・文化庁)と国家消防本部(現・消防庁)によって制定されました。

そんな1月26日の誕生花は、
「オーブリエチア」
というお花です。

今日はこのオーブリエチアについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

オーブリエタ

オーブリエチアは、地中海沿岸原産のアブラナ科ムラサキナズナ属の常緑多年草です。
原産地では多年草ですが、アブラナ科の草花がそうであるように暑さに弱く、夏越しがやや難しいため通常は一年草として扱われています。
日本には、明治末期から大正時代にかけて渡来したとされています。
名前はフランスの植物画家クロード・オーブリエ(Claude Aubriet)にちなんでつけられたそうです。

開花時期は4月から5月で、マット状に丸くこんもりと茂り、株を覆うようにびっしりと花を咲かせます。
スイートアリッサムの花を大きくしたようで、華やかさとかわいらしさをあわせもち、細かいうぶ毛があるので柔らかさも感じられます。
分枝した各先端に、4枚の花びらをもつ花径2cm程の花を房状に咲かせます。

栽培されることはそれほど多くないですが、こんもりとした株で鉢植えに適していて、なかなか美しい花が咲きます。
最近では、早春に園芸店やホームセンターなどに行けば、よく見かけるようになりました。
ヨーロッパでは比較的ポピュラーな花のようです。

◆花言葉

・つつましやかな物腰

ムラサキナズナの落ち着いた花色とつつましく咲く花の姿からつけられた花言葉です

・君に捧げる

キリスト教圏の人が十字形の花姿にキリスト教の十字架を連想することからきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい岩場などに自生し、高温多湿の蒸れには弱いので、用土の水はけがよく、風通しのよいことが条件となります。
夏の高温期は半休眠状態でほとんど成長しませんが、秋に涼しくなると新芽を次々と展開して大きく育ちます。

・水やり

比較的乾燥に強く、多湿を嫌うので、用土が乾いてからたっぷりと水を与えるようにします。
梅雨期には、鉢植えを軒下など雨の当たらない場所に置くのもよい方法です。
ロックガーデンなどでしっかり根が張ったものは、ほとんど水やりの必要はありません。

・肥料について

秋に涼しくなったら施します。
鉢植えでは、10月から11月の成長の盛んな時期に、置き肥を2~3回施すか、または、液体肥料を週1回くらい施します。
この時期に葉を多く茂らせることで、開花時のボリュームや花つきがよくなります。
3月に追肥を施すことも効果的です。
ロックガーデンなどではほとんど施肥の必要はありませんが、秋に涼しくなったら少量施すのもよいでしょう。

・病気と害虫

病気:灰色かび病

灰色かび病などの予防には、高温多湿の蒸れに注意し、開花後は刈り込みを行います。

害虫:アブラムシ、コナガ

アブラムシやコナガの防除を行います。
スイートアリッサムなどアブラナ科の草花に準じます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸