今日は11月5日。
縁結びの日だそうです。
島根県の「神話の国・縁結び観光協会」によって制定されました。
旧暦10月(新暦11月ごろ)に出雲大社に全国の神が集まり縁結びなどの会議をするとされていることと、「いい(11)ご(5)えん」(いいご縁)の語呂合せからこの日が選ばれました。
そんな11月5日の誕生花は、
「ペンタス」
というお花です。
今日はこのペンタスについてご紹介します。
◆特徴
ペンタスは、アフリカ原産のアカネ科ペンタス属の多年草です。
原産地では何年も育ち、低木となるものもあります。
しかし、冬越しが難しいため日本では一年草として扱われることが多いです。
名前は、ギリシア語の「5」である“pente”に由来するとされています。
英語では「Egyptian star cluster」(エジプトの星団)や、中国語では「五星花」と、星のような形から連想された名前がつけられています。
また、日本で「クササンタンカ」と呼ばれることもあります。
「サンタンカ」は熱帯原産の花で、日本では江戸時代には伝わってきていたとされています。
これに姿形が似ていることから、ペンタスが「クササンタンカ」と称されるようになりました。
葉の形は楕円形で、熱帯の植物らしい濃い緑をしています。
品種によっては薄い緑色のものや、斑入りの模様を楽しめるものもあります。
草丈は30cmから50cm程になります。
5つの花弁を持ち、星型の愛らしい花をつけます。
色はピンクや赤、白、紫など多彩です。
開花時期が長く、初夏から秋まで次々と小さな花を咲かせます。
5月頃から、暖かい場所であれば11月ごろまで咲き続けることもあります。
以前は鉢花でしか出回りませんでしたが、花つきがよく夏の暑さや湿気に強いので、花壇や寄せ植えの素材としてポピュラーになりました。
◆花言葉
・願い事
星が群れているような花姿から、星に願いをかける気持ちをあらわしたものです。
・希望がかなう
花の形から流れ星に願い事を唱えるキリスト教の教えや七夕を連想してつけられたそうです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりがよく、蒸れに弱いので風通しのよい場所が適します。
夏でも暑さに負けずに元気に長期間開花するので、花壇にも最適です。
ただし、風通しが悪かったり、夏の暑さが厳しい場所では、半日陰へ移した方が、管理しやすいです。
庭植えした株を掘り上げる場合は、10月中に済ませるようにしてください。
・水やり
鉢土が乾いてから与え、水の与えすぎに注意してください。
ただし、よく開花している鉢では、夏に高温乾燥するときはよく乾くので水切れに注意してください。
庭植えにした場合は、根づけば水やりの心配はほとんどありません。
・肥料について
春から秋の成長期に、肥料の三要素、チッ素、リン酸、カリが等量か、リン酸分がやや多めの肥料を規定量置き肥します。
よく開花しているときは肥料を多く必要とするので、液体肥料も併用して施すと良いです。
開花期間が長いので、肥料切れに十分注意してください。
ただし、猛暑が続く時期に肥料を多く施すと、立ち枯れなどのトラブルの原因になります。
・病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病
風通しの悪い場所で過湿にすると、葉や枝先などにカビが生える灰色かび病や、用土が湿っているのに葉がしおれ、枯れてしまう立枯病が発生します。
できるだけ風通しのよい場所で管理し、水の与えすぎに注意します。
害虫:カイガラムシ
枝が込みすぎると発生することがあります。
陽当たりや風通しの悪い環境で発生しやすくなります。
陽が当たりにくい枝を間引き、風通しを良くするなどの環境改善も重要です。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸