7月

7月27日の誕生花〜スカシユリ(ハマユリ)〜

今日は7月27日。
スイカの日です。
スイカの縞模様を綱に見立て、27を「つ(2)な(7)」と読む語呂合せからこの日になりました。

そんな7月27日の誕生花は、
「スカシユリ」
というお花です。

今日はこのスカシユリについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

スカシユリ

スカシユリは、ユリ科ユリ属
スカシユリのスカシとは「透かし」のこと。
葉っぱが透けているのではなく、花びらの根本あたりが少し細くなっている為、透かして中が見えるからこの名がつきました。
花屋さんにあるスカシユリは花びらの根元に隙間が無いことが多いので、スカシユリなのにスカシが無いという場合もよくあります。
もともとは、中部地方以北の海岸砂浜や山地に自生しているユリですが、栽培種は、江戸時代にエゾスカシユリとイワトユリを主として交雑育成されたものと言われています。

茎は直立し、20cmから60cm程に生長します。
葉は、平たくて細長く先のほうが尖り、基部のほうがやや広いです。
互い違いに生える互生で、葉質は厚く、艶があります。

茎の頂に、直径10cm程度の、赤褐色の斑点を持つ橙色の花を咲かせます。
開花時期は6月から8月で、盆形で先端が反り返ります。
ユリ特有の強い芳香はスカシユリにはありません。
上向きに花を咲かせますが、通常のユリはやや下向きに花を咲かせるため、珍しい特徴です。
花色は多彩で、白、黄、ピンク、赤の各色の他覆輪品種もあります。

◆花言葉

・注目を浴びる

花弁を広げて上向きに咲く花の中が透けて見えることからきています。

・親思い

エゾスカシユリの持つ早咲きの性質やイワトユリの上向きに咲いて強健な性質を受け継いでいることからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

地植えは、株同士の間隔を10~15cmほど空けて、地中10~15cmほどのところに植え付けてください。ある程度寒さに当たらないと花は咲きませんが、霜や雪に当たると枯れてしまうので注意してください。
水はけのよい中性、弱アルカリ性の土を好みます。
鉢植えは、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂2の割合で混ぜた土か、市販の草花用培養土、ユリ専用培養土を使います。
地植えは、植え付ける2週間前に地面を深さ30cmのところまで耕し、苦土石灰を混ぜ込みます。
そして1週間前に腐葉土や堆肥を2~3割混ぜ込み、寝かしておきます。

・水やり

鉢植えは、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
地植えは、日照りが続いて地面が乾燥しているときは水やりをしますが、基本的には降雨のみで大丈夫です。

・肥料について

地中の茎から栄養を吸収しやすいよう、植え付けるときにゆっくりと効く緩効性化成肥料を混ぜ込んだ土を球根の上にかぶせます。
そして、発芽後に緩効性化成肥料と有機肥料を混ぜた土を、芽を覆うように10cmほどかぶせます。
その後は、2月から8月までの間、10日から15日に1回液肥を与えるか、2ヶ月に1回緩効性化成肥料を株元に施しましょう。
肥料を多く施すと花はよく咲きますが、与え過ぎると枯れることがあるので、生育の様子を見ながら調節してください。

・主な病害虫

ユリ科の植物のほとんどはウイルス病に感染しているとされています。特にモザイク病や、急性落葉病に感染しやすく、葉っぱに濃淡や斑が現れ、株を弱らせていきます。他の株に伝染してしまうので、球根ごと土から抜き取り、焼却処分してください。


主な引用・参考元
HORTI by GreenSnap