11月

11月1日の誕生花〜スプレーマム(スプレー菊)〜

今日は11月1日。
寿司の日だそうです。
全国すし商環境衛生同業組合連合会が1961年に制定しました。
新米の季節であり、ネタになる海や山の幸が美味しい時期であることからこの日が選ばれたそうです。

そんな11月1日の誕生花は、
「スプレーマム」
というお花です。

今日はこのスプレーマムについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

Sagina subulata

スプレーマムは、アメリカ原産のキク科キク属の多年草です。
菊の花には日本で古くから親しまれてきた和菊と、西洋が原産地の洋菊の大きく分けて2種類あります。
スプレーマムは、1本の茎から枝分かれしてたくさんの花をつける洋菊のことです。
アメリカで品種改良され、スプレー状に花をいくつも咲かせる、明るい花色が特徴のスプレーマムができました。
日本では本来の菊と並んで秋の代表的な花となっています。

草丈は60~90㎝ほどになります。
葉は互生する単葉で、羽状に切れ込みがあるものが多いです。
枝の先に多数の花をつけるのが特徴で、花は径3cmから6cmほどです。
ポンポン咲きやアネモネ咲き、スパイダー咲き、丁字咲きなど多くの花形があり、花色も赤、紫、黄色、ピンク、白と多様です。

キク本来の特徴として日が短くなると蕾をつけて花を咲かせる性質があり、秋になると美しく咲きます。
そのため、夜間に照明がついている場所では蕾をつけないことがあります。

◆花言葉

・気持ちの探り合い

1本の茎から枝分かれした5本から10本の枝先に数輪ずつ咲く花の印象からつけられたようです。

・逆境の中で元気

花壇の中で他の花と競い合っても、数十輪もの花を群がって咲かせ、最後のつぼみまで咲き終わせることからきています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

通年、日当たりのよい屋外で育てます。
鉢植えの場合は、泥がはねかからないよう、下に敷物をするか、一段高くなった場所で管理します。
開花期は雨のかからない場所へ移動させると、花が傷まず、長く楽しむことができます。
庭植えの場合は、一段高くなった花壇や傾斜地など水はけのよい場所を選び、泥はね防止にバークやわらなどを敷きましょう。
花後に地上部を切り取っておくと、晩秋から株元に冬至芽と呼ばれる、ロゼット化した太い芽ができます。
冬至芽は寒さに当たることで春から成長を開始するので、開花後は屋外で寒さに当てます。

・水やり

通年、用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
特に開花中の水切れは花が早く散る原因になるので、気をつけてこまめに水を与えます。

・肥料について

3月ごろ、春先に芽が伸び始めたら10月まで、緩効性化成肥料を施します。
鉢植えは、蕾が大きくなる10月に、液体肥料も併用しましょう。
庭植えの場合は3月から10月まで緩効性化成肥料だけで十分です。

・病気と害虫

病気:葉枯病、さび病

葉枯病は、センチュウによって葉が枯れてしまう病気です。被害が出た葉は速やかに取り除いて、清潔に保ちましょう。
さび病は、葉に斑点ができ、ひどくなると葉が枯れてしまう病気です。新芽の伸びる春から初夏に殺菌剤を散布すると、その後の発病が減ります。

害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、キクスイカミキリ

アブラムシ、ヨトウムシが通年発生します。
キクスイカミキリは5月に発生します。茎の先端が急にしおれたら、この虫による被害である可能性が高いでしょう。しおれた部分に卵か幼虫がいるので、茎ごと長めに切り取って捨ててください。ヨモギなどのキク科の雑草が近くにあると、発生が多くなるので取り除いておきましょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸