9月

9月15日の誕生花〜オニユリ(テンガイユリ)〜

今日は9月15日。
ひじきの日だそうです。
日本ひじき協会が制定した記念日で、昔からひじきを食べると長生きをすると言われていることから、当時「敬老の日」であったこの日を記念日としたそうです。

そんな9月15日の誕生花は、
「オニユリ」
というお花です。

今日はこのオニユリについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

天蓋百合

オニユリは、東アジア原産のユリ科ユリ属の多年性球根植物です。
名前の由来は、花の姿が赤鬼を思わせることから名付けられました。

草丈は1mから2mと大型で、先端が尖った葉っぱの間から長い茎を伸ばします。
葉は互生し、長さ5cmから20cm程で、披針形や広披針形で先は尖ります。
葉に柄はなく、基部に黒紫色の珠芽が出来ます。

そして、長く伸ばした茎の先端に花を下向きに咲かせます。
開花時期は7月の終わりで、10cmほどの花を1茎に20~30輪程咲かせます。
花はオレンジ色で、褐色の斑点が無数にあり、花びらが後ろ向きに反り返っているのが特徴です。
葉の付け根にはムカゴと呼ばれる小さな球根のようなものができます。
これが地面に落ちると、根を伸ばして新たな株となります。

近い種類に同属のコオニユリがあり、こちらは山地の草原や低地の湿原に生育します。
オニユリによく似ていますが、一回り小さく、ムカゴを作らず、種子を作ります。

◆花言葉

・華麗

オレンジ色の花弁を反り返らせてうつむくように咲く花のあでやかな美しさからつけられています。

・賢者

他のユリと違う繁殖の仕方を選んだことをたとえたものだそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植えは、深さが30cm以上ある10号鉢に、球根を1つ植え付けていきます。
地植えは、日当たりのよい場所を選び、土を耕してから深さ20cmから30cmのところに植えてください。
草丈が高くなるので、株同士の間隔は30cm以上空けてください。また、株元にバークを敷くと乾燥を予防できます。

・水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたら水やりをします。
地上部が枯れてしまっても、球根は活動しているので、水やりの回数は変えないようにしてください。

・肥料について

花に芽がつきはじめたときと、花が枯れた後にゆっくりと効く緩効性化成肥料を株元に施します。

・主な病害虫

オニユリはほかのユリ科の植物に比べてウイルス性の病気にかかりにくく、丈夫な性質です。
ただ、まれにアブラムシがつくことがあります。
アブラムシは、茎葉や新芽に寄生して栄養を吸い取る害虫です。
見つけたらすぐに殺虫剤を散布して駆除していきましょう。


主な引用・参考元
HORIT by GreenSnap