10月

10月30日の誕生花〜ワレモコウ(キュウリグサ)〜

今日は10月30日。
香りの記念日だそうです。
1992年のこの日、石川県七尾市で第7回国民文化祭「世界香りのフェアIN能登」が開催され、それを記念し制定されました。

そんな10月30日の誕生花は、
「ワレモコウ」
というお花です。

今日はこのワレモコウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

吾亦紅

ワレモコウは、東アジア原産のバラ科ワレモコウ属の多年草です。
日当たりの良い草原や山、川辺に自生する多年草で、日本では北海道から九州に広く分布しています。

葉は細長い楕円形でギザギザとした切れ込みがあり、株元に羽状につきます。
草丈は50cmから160cmほどになり、細い茎の先に小さな花が卵形に集まって咲くのが特徴です。
開花時期は6月から10月頃です。
花の色は渋い赤色や紫色で、小花が集まって咲いているように見える部分は、花びらではなく葉っぱが変化した萼(がく)と呼ばれる部位です。
花自体はわずかな期間しか開花していませんが、花が散ったあとも萼が残るので、長く鑑賞を楽しめます。
冬には地上に出ている部分は枯れてなくなりますが、多年草なので翌春にはまた元気に茎が生長してきます。

切花に用いられる1m程度になる高生種の他に、矮性のヒメワレモコウもよく出回ります。
薬草の一種で、根を天日乾燥させれば、止血や火傷、湿疹の薬となります。

◆花言葉

・移りゆく日々

夏の終りと秋の訪れを告げて咲き始め、季節の移り変わりを感じさせる暗紅色のユニークな花につけられました。

・もの思い

俵形の花穂が細長い茎先でゆれる姿からつけられた花言葉のようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日陰では花つきが劣り、株も大きくなりませんので、日なたで育てます。
鉢植えにした斑入り品種の場合は、真夏の間だけ30%から40%の遮光下に置いたほうが斑の部分が葉焼けを起こさなくてすみます。

・水やり

鉢植えは表土が乾いたら十分に水を与えます。
水を好むので、夏は1日に1~2回与えます。
庭植えでは基本的に必要ありませんが、晴天が続き地面が乾いているようなら水を与えます。

・肥料について

鉢植えは春から夏にかけて、草花用の肥料を少量施します。
量が多すぎると枝葉ばかり茂りすぎるので、控えめを心がけます。
庭植えには必要ありません。

・病気と害虫

病気:うどんこ病

まれに発生するものの、重症化することはあまりありません。

害虫:ハダニ

まれに発生するものの、重症化することはあまりありません。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸