今日は10月27日。
テディベアズ・デーです。
熊のぬいぐるみテディベアの名前の由来となったセオドア・ルーズベルト米大統領の誕生日であることに由来しています。
イギリスから始まった記念日で、日本では日本テディベア協会が1997年から実施しています。
世界中で「心の支えを必要とする人たちにテディベアを贈る運動」が行われています。
そんな10月27日の誕生花は、
「チョコレートコスモス」
というお花です。
今日はこのチョコレートコスモスについてご紹介します。
◆特徴
チョコレートコスモスは、メキシコ原産のキク科コスモス属の半耐寒性多年草です。
ほのかなチョコレートのような甘い香りを持つ特徴からこの名前が付けられました。
ただし、よくよく匂いを確認しないと分かりづらいです。
日本には大正時代に渡ってきました。
草丈は40cmから70cmほどなので、寄せ植えにする際にはあまり中にすると埋もれてしまいます。
花茎がコスモス同様に長く伸び、葉には切れ込みがないです。
花は一重で、キバナコスモスの花の形に似ています。
開花時期は5月から11月頃で、黒みがかったような赤色、黒紫色など、8弁の一重咲きの花を咲かせます。
花色は品種によっても異なり、黒色に近い赤色や、深みがある赤色、褐色がかったようなオレンジ色、紫や赤紫色などがあります。
香りから名付けられましたが、花色もチョコレートを連想させる色合いです。
原種のチョコレートコスモスは野生では絶滅したとされています。
原種とその交配種共にタネがとれないので、さし芽や分球でふやした株が流通しています。
◆花言葉
・恋の終わり
一日の終りの夜に近い黒紫色の花色にたとえたものです。
・移り変わらぬ気持ち
他の色に染まらないようなチョコレート色の花色からつけられたようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
4月から11月の生育期は、日当たりのよい戸外で管理します。
原種のチョコレートコスモスは、7月から9月まで半日陰で管理してください。
日当たりと風通しが悪いと、徒長して花つきが悪くなるだけでなく、うどんこ病が発生しやすくなります。
12月から3月の休眠期は、地上部が枯れてなくなります。
鉢植えは凍らない場所で、庭植えの場合は株元をマルチングをするなどして、凍結させないように管理します。
球根を乾燥させると枯れてしまうので、冬の間も掘り上げずに管理してください。
春になれば、再び新芽が出てきます。
・水やり
4月から11月は、用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
12月から3月は、乾かし気味に管理しますが、球根を完全に乾かすと枯れてしまうので、忘れずに水を与えてください。
・肥料について
5月から10月に、鉢植え、庭植えともに緩効性化成肥料を施します。
原種のチョコレートコスモスには、7月から8月は施しません。
・病気と害虫
病気:うどんこ病
うどんこ病は主に4月から11月に発生し、特に春と秋に多発します。
株が蒸れると発生しやすいので、風通しのよい場所で管理します。
液体肥料をこまめに葉面散布すると、発生しにくくなります。
害虫:アブラムシ、ホコリダニ
アブラムシはおもに4月から11月に発生しますので、見つけしだい防除します。
ホコリダニは高温乾燥が続くと発生し、新芽を萎縮させます。
多発した株は切り戻します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸