今日は10月26日。
原子力の日だそうです。
1956年10月26日に日本が国際原子力機関 (IAEA) に加盟したこと、及び1963年10月26日に茨城県東海村の日本原子力研究所で日本初の原子力発電が行われたことに由来しています。
日本政府によって1964年に制定されました。
そんな10月26日の誕生花は、
「デンファレ」
というお花です。
今日はこのデンファレについてご紹介します。
◆特徴
デンファレは、東南アジア原産のラン科デンドロビウム属の多年草です。
デンファレは略称で、正式には「デンドロビウム・ファレノプシス」と呼ばれます。
花色や大きさの違いがあり、4万もの品種があるといわれています。
開花時期はおおよそ6月から9月ですが、栽培温度によっては春先や秋口でも開花します。
花色は白やピンク、紫が一般的で、黄色、オレンジ、紅色、白とピンク、黄色とピンクなどの2色タイプ、複色タイプなどがあります。
草丈が大きくなる切り花用の大輪系や、小型の鉢花として楽しめるミニ系まで様々な種類が流通しています。
花が咲いてから1、2ヶ月と長期間鑑賞できるのも特徴の一つです。
一度咲いた茎に翌年も花芽がつくので、大株になるほど花数が増えていきます。
「ハワイアン・レイ」や「フラワーレイ」などと呼ばれる、首からかける花輪飾りによく用いられます。
フラダンサーが身に着けたり、ハワイ観光などで旅行者を歓迎するときに贈ったり、といった使い方があります。
また、デンファレは、エディブルフラワーとしてハワイアンパンケーキのトッピングなど、料理に使われることもあります。
デンファレはビタミンが豊富で、抗酸化作用があるといわれており、健康や美容効果も期待されています。
◆花言葉
・お似合いの二人
デンドロビウムにファレノプシスの花が咲く姿からつけられたものとされています。
・わがままな美人
色鮮やかで豪華絢爛たる大輪の花の、圧倒されそうな美しさを表現した花言葉です。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
一年を通して暖かく、日光のよく当たる場所で育てます。
日当たりが足りないと茎が十分に太く生育せず、花のつきも悪くなってしまいます。
春から秋までは戸外で育てるとよいでしょう。
ただし、夏に強い直射日光に当てると葉が焼けてしまうことがあるので、最高気温が30℃を超える時期は昼以降は直射日光が当たらない南向きの軒先や、午前中だけ日が当たる建物の東側などで管理します。
・水やり
5月から9月の生育期には、たっぷりと水を与えます。
花が咲いている間は、土の表面が乾いたらすぐに水を与えます。
開花している株を入手した際は、水を切らしてしまうと花が早く終わってしまうので、植え込み材が乾ききる前に水を与えましょう。
冬や春先など、気温が低いときには水を与える回数をやや減らし、霧吹きなどで葉や茎に水をかけ、植物周辺の湿度を高く保ってください。
・肥料について
4月に1回、緩効性の化成肥料を与え、5月から9月の間は液体肥料を週に1回与えます。
真夏で暑さが厳しい時期には、少し育ちが弱くなることがあります。
そんなときは、根が傷まないよう規定の倍率よりも少し薄めに作った液体肥料を与えると良いでしょう。
・病気や害虫
・病気:黒班病や炭そ病
気をつけたい病気は、黒班病や炭そ病です。病気にかかってしまった葉を発見したら、すぐに処分しましょう。また、初期段階なら薬剤散布で治ることもありますが、放置して症状が進行してしまうと株全体を処分しなくてはなりません。風通しの悪い場所で特に発病しやすいので、注意しましょう。
・害虫:スリップス、カイガラムシ
あらかじめ殺虫剤を散布して防除します。
カイガラムシはバルブの薄皮に入り込むことが多いので、薄皮が変色するなどの兆候が見られたら、そっと皮を剥がして布で拭き取ったり、ブラシで擦り落としたりします。
主な引用・参考元
・カインズ花図鑑