今日は10月20日。
ヘアブラシの日です。
日付は「とう(10)はつ(20)」の語呂合せから。
全日本ブラシ工業協同組合によって制定されました。
そんな10月20日の誕生花は、
「エキザカム」
というお花です。
今日はこのエキザカムについてご紹介します。
◆特徴
エキザカムは、アフリカ原産のリンドウ科ベニヒメリンドウ属の多年草です。
寒さに弱いので日本では一年草扱いされていますが、熱帯地方では広く野生化しています。
名前は、ギリシア語の「ex(外)」と「ago(追い出す)」から来ています。
エキザカムに解毒作用があると考えられていた事に由来すると言われています。
和名のベニヒメリンドウは、山野に自生するリンドウに似た花色であることからつけられたそうです。
葉は小さく、やや厚みと光沢があります。
よく枝分かれした茎の先に紫や白の小花を咲かせます。
群生すると、まるで青い宝石をちりばめたようです。
青紫色と黄色の色合いが美しいエキザカムですが、紫に近い青や空色に近い青、ほとんど白でほんのり青色の品種など、様々な種類があります。
咲き方は一般的な一重咲きのものと八重咲きがあり、草丈の低い矮性種や斑入り葉品種も流通しており多様です。
花冠は4、5裂し、花径約13mmで黄色の葯がつき、花には甘くほのかな芳香があります。
自然に丸くこんもりとした形に育つので、花壇やコンテナなどに利用しやすい花です。
◆花言葉
・あなたの夢は美しい
紫がかった青や白、赤紫の花弁と中心の黄色い葯のコントラストが美しい小花が咲き続ける姿に対して与えられたようです。
・愛のささやき
葉も花も小さく、丸くこんもりとした株をおおうように、たくさん咲く愛らしい姿をたとえたものです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
熱帯・亜熱帯の比較的カラッとした海洋性気候を好みます。
日当たりがよい場所で栽培し、昼間25℃くらい、夜間15℃くらいで最もよく生育します。
高温では生育が止まり、花つきも悪くなるため、夏の間は半日陰のほうが生育良好で、昼間は高温でも夜間は25℃以下になる場所が適します。
0℃以下では枯死してしまうので、冬も生育、開花させるには10℃以上を保つようにします。
・水やり
多肉質の茎や葉に水分を蓄えているので、乾燥に強く、花壇など庭植えでは根づいたあとは、ほとんど必要ありません。
鉢植えでは多湿に注意し、用土が乾いてからたっぷりと与えます。
なお、タネから育てる場合、小苗のうちは乾燥に弱いので、用土を乾かさないよう注意し、こまめに水やりします。
・肥料について
根を傷めないよう、薄い液体肥料を回数多く施すのがポイントです。
次々と長期間咲き続けるので、庭植えの場合は月に1、2回、鉢植えの場合は1週間ごとに施します。
肥料が切れると、葉色が薄くなり、花つきも悪くなります。
・病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病(小苗)
灰色かび病を予防するには、風通しをよくし、茎葉の表面に水分が残らないように夕方以降はやや乾かし気味に管理します。また、タネまき後の小苗は立枯病が発生しやすくなります。
害虫:アブラムシ、ハダニ
アブラムシやハダニが発生しますので、見つけ次第取り除いてください。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸