10月

10月19日の誕生花〜エンゼルストランペット(キダチチョウセンアサガオ)〜

今日は10月19日。
TOEICの日だそうです。
世界共通の英語コミュニケーション能力検定「TOEIC」を日本で実施する国際ビジネスコミュニケーション協会によって制定されました。
日付は「トー(10)イッ(1)ク(9)」の語呂合せから。

そんな10月19日の誕生花は、
「エンゼルストランペット」
というお花です。

今日はこのエンゼルストランペットについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

木立朝鮮朝顔

エンゼルストランペットは、熱帯アメリカ原産のナス科キダチチョウセンアサガオ属の熱帯低木です。
名前の由来は、花の形が、絵画に描かれる天使たちが持つラッパに似ていることにちなむようです。
和名ではキダチチョウセンアサガオと呼ばれますが、これは江戸時代に薬用として朝鮮半島から渡来したのでチョウセンとし、花がアサガオに似ており木のようになったチョウセンアサガオに見立てたことによるそうです。

江戸時代に日本に渡来して麻酔薬として活用されていました。
一方、マンダラゲやキチガイナスビとも呼ばれ、口にすれば錯乱状態に陥ることで知られていたチョウセンアサガオの近縁種に当たり、よく混同されました。

葉は長さ20cm程の長楕円形で、縁に波状の鋸歯があり、長い葉柄を持って枝に互生します。
枝はよく分枝し、樹高1mから3m程に生長します。

開花時期は6月から11月で、枝の上部の葉の付け根から、長い萼を持った大きなトランペット形の花を下向きに多数咲かせます。
初夏に大きく葉を茂らせて大きな花を何十も下げて育成する姿が目を引きます。
花径25cmから30cm程で、花冠が5裂しており、尖った先端は反り返ります。
花付きが非常に良く、大株になると一度に50輪以上の花を咲かせることがあります。
花色はオレンジ・ピンク・白・黄色などがあります。

熱帯植物ですが、寒さにも比較的強いのも特徴です。
中には暑さには弱めの品種や夕暮れになると強い香りを発する品種もあります。
花の形が可憐で人気のある植物すが、毒性があるため庭などで育てる際には注意が必要です。
「庭師の散瞳」という異名もあり、視力低下や幻覚などを招く毒性を含んでいます。

◆花言葉

・愛嬌

いくつもぶらさがる大きな花の様子がひょうきんで愛嬌を感じさせるところからつけられています。

・遠くから私を思って

葉やタネなどに毒性の強いアルカロイドを含み、剪定のときなどに注意が必要なことからきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日光がよく当たる場所を好みます。庭植えにする場合は強風で傷みやすいので、風当たりの弱い場所を選ぶとよいでしょう。植えつける際は、腐葉土などの有機物を十分に混ぜるようにします。

・水やり

冬は乾かし気味に管理し、4月からは鉢土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。さらに株が充実してきたら水分を多く必要とするので、鉢土があまり乾かないうちに次の水やりをするようにします。
庭植えにした場合は、夏に晴天が続いて葉がしおれてきたら、毎日の水やりが必要です。

・肥料について

よく開花させるには十分な肥料が必要です。春から秋の成長期に、緩効性の置き肥を規定量よりやや多めに施します。

・主な病害虫

ヨトウムシなどの葉を食害する害虫がよく発生します。
見つけしだい早めに防除しないと葉が著しく見苦しくなります。
また、乾燥期にはハダニ、新芽や蕾にはアブラムシなども発生します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸