10月

10月17日の誕生花〜コチョウラン(ファレノプシス)〜

今日は10月17日。
カラオケ文化の日だそうです。
全国カラオケ事業者協会によって、同協会の設立記念日である10月17日を記念日として制定しました。

そんな10月17日の誕生花は、
「コチョウラン」
というお花です。

今日はこのコチョウランについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

胡蝶蘭

コチョウランは、赤道近くの東南アジア原産のラン科コチョウラン属の常緑性多年草です。
漢字で表記すると胡蝶蘭ですが、名前の由来は蝶が舞っているように見えることからこの名前がついたとされています。
1800年代にイギリスの植物学者によって50種ほどの原種が発見されました。
中でも白い胡蝶蘭は珍しく、その後、品種改良された後に日本へは明治時代に持ち込まれました。
現在その種類は数万種以上の品種があり、大輪、中輪、小輪系があります。

葉は少し厚みがあり、25℃位になると新芽が作り始められます。
上から2枚目ほどの広い葉の間から50cmから1m程の長い花茎を出し、先端に花を10から30輪程の花を咲かせます。
一つの花は普通1ヵ月程咲き続け、花茎全体では2、3ヵ月間と長く咲き続けます。
開花時期は4月から5月頃が主ですが、現在は温室栽培の技術も進み、管理された温度下であれば一年中花を咲かせる事が出来ます。
最長8カ月も開花期間が続く品種や咲き始めと咲き終わりの色が変わる品種などがあり、個性豊かな品種改良も進んでいる植物です。
花形や色のバリエーションも多く、純白の品種を代表に、ピンクや黄色系、柄の入ったものなど非常に多種多様です。

香りがほとんどなく、花びらの奥に花粉がかたまっているため、花粉もほとんど落ちません。
長期に渡って会社などで飾ってもらう場合を想定するならば、好き嫌いのあるような香りがないこと、花粉の飛散がないことは大きなメリットです。
見た目の華やかさも相まって、開店のお祝いには非常に贈られる機会の多いお花です。

◆花言葉

・純粋な愛

整然と並ぶ大輪の優美な花が上品な佇まいで女性的なあることからきているようです。

・幸福が飛んでくる

唇弁(リップ)が小さく、丸みを帯びた左右の花弁や萼片のあっさりした形から、ひらひらと花に飛んでくる蝶を連想してつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

やや暖かめ(18℃以上)を好むので、冬は室内の暖かい場所で、春の終わりから秋の初め頃までは戸外で管理します。
また、強い日光を嫌うので、夏は40%から50%の遮光ネットの下に置きます。
冬は室内の直射日光の当たらない、やや明るめの場所に置きます。

・水やり

夏は多め、冬は少なめを基本とします。
また、与えるときにはたっぷりと与え、次の水やりは植え込み材料がやや乾くまで待ってから行うようにすることも大切です。
土が湿った状態で寒さに当たると根腐れを起こしやすいので、冬の水やりには注意が必要です。

・肥料について

5月上旬頃に緩効性化成肥料を置き肥し、その後9月下旬頃まで週1回、液体肥料を施します。
緩効性化成肥料の代わりに有機系固形肥料を用いる場合は、夏までに2回程度取り替えます。

・主な病害虫

カイガラムシは一年中発生しますが、特に冬から春は室内に取り込み風通しが悪くなるため、発生しやすくなります


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸