10月

10月16日の誕生花〜ウィンターコスモス(キクザキセンダングサ)〜

今日は10月16日。
世界食糧デーだそうです。
国連食糧農業機関(FAO)によって1981(昭和56)年に制定された国際デーの一つです。
また、1945(昭和20)年のこの日、FAOが設立されました。
開発途上国等での栄養失調や飢餓について考える日としています。

そんな10月16日の誕生花は、
「ウィンターコスモス」
というお花です。

今日はこのウィンターコスモスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ビデンス

ウィンターコスモスは、北アメリカ原産のキク科センダングサ属の一年草または多年草です。
名前は、コスモスに似ていて、冬にも花をつけることがあるため、このように呼ばれます。
日本に帰化していて半野生化している種類もあるほど丈夫な花です。

草丈が低い這い性のものから草丈が高いものまであります。
草丈が低いものはハンギングバスケットや寄せ植え、花壇の縁取りに使い、草丈が高いものは花壇の後列に植えて背景に使うなど、高さの違いを活かした使い方も楽しむことができます。
葉は2回羽状複葉で小葉は細く、濃緑色をしています。
茎はよく分枝して、切り戻しをしなければ2m近くまで伸びることもあります。
葉茎はコスモスに比べるとしっかりとしているので、1m前後の草丈に抑えれば倒れることはありません。

開花時期は10月から12月で、分枝した茎の頂部に、花径3cmから5cm程の頭状花を咲かせます。
花は中心部分の筒状花と花弁のように見える舌状花から成り、花姿はコスモスに似ています。
コスモスと入れ替わるように秋から咲き始め、寒さの強まる初冬まで次々と花を咲かせます。
花色は黄色、白、複色あります。

ウインターコスモスの種類

・イエロー・キューピッド

ウインターコスモスの中でも最も有名な品種で、流通も多いです。
花の中心が濃い黄色で、外側は白というグラデーションが綺麗な立性の花です。

・ホワイト・キューピッド

名前にもあるように、白色の花を持つ品種です。
寒さに強く、防寒対策をしなくても冬を越せる珍しい品種となっています。

・ピンク・ハート

ウインターコスモスの中でも、珍しいピンクの花を咲かせる品種です。
葉に細かい毛が生えていることと、草丈が低いという特徴があります。

・月姫

ウインターコスモスの中では新しい品種で、丸みのある花弁は薄黄色をベースに、ふちは淡いピンク色というとてもかわいらしい花を咲かせます。

◆花言葉

・調和、真心

コスモスと同じ花言葉で、コスモスの近縁種で花姿がコスモスに似ていることからきています。

・淡い恋

春から夏の恋の季節に咲く赤やピンク色の花ではなく、淡い黄色の花が秋から冬の季節に咲くことからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。
庭の水はけの悪い場所に植えつける場合は、盛り土したり腐葉土を混ぜたりして、まず水はけをよくします。

・水やり

鉢植えでは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりしましょう。
庭植えでは水やりは、ほぼ必要ありません。

・肥料について

鉢植えでは4月から10月に、緩効性の化成肥料を施します。
1回に施しすぎないように注意します。
庭植えの場合、肥料は特に必要ありません。

・主な病害虫

4月から11月、アブラムシが特に新芽に発生しやすいので、よく観察して防除に努めます。
また、成長期を通して、ハダニが発生します。
特に高温と乾燥が続く夏に発生が多くなります。
水やりのたびに、葉裏にも水をかけると発生が抑えられます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸