今日は9月29日。
洋菓子の日だそうです。
三重県洋菓子協会によって2002年に制定されました。
フランスでは大天使ミカエルが菓子職人の守護聖人となっており、その祝日が9月29日であることからこの日が選ばれたそうです。
そんな9月29日の誕生花は、
「ポーチュラカ」
というお花です。
今日はこのポーチュラカについてご紹介します。
◆特徴
ポーチュラカは、南北アメリカが原産のスベリヒユ科スベリヒユ属の一年草または多年草です。
日本には1990年の大阪花博をきっかけに普及しました。
花名はラテン語で入口という意味の「porta」が語源です。
実が熟したときに口が開くことに由来しているとされています。
和名の「ハナスベリヒユ」は「花滑り莧」と表記しますが、別の植物であるスベリヒユに似ていることと、花が咲くことからこの名前がつきました。
寒さに弱いため、日本では一年草扱いのものが多いですが、挿し芽で簡単に増やすことができるので、9月頃に挿し芽で小苗を作り室内で冬越しすると翌年も楽しめます。
多肉質の葉と茎をもつ暑さや乾燥に強い草花です。
初夏になると赤やオレンジ色の花を咲かせます。
這うように広がり、色とりどりのかわいい花を次々と咲かせます。
開花時期は5月から11月です。
朝開いた花は夕方にしぼんでしまいますが、次々に新しい花を咲かせてくれますよ。
ポーチュラカは食べられることでも知られています。
葉には、血流の改善やコレステロール値を低下させる「オメガ3脂肪酸」がたくさん含まれています。
他にも解熱や解毒に効くとされ、中国では民間療法の生薬として使われてきました。
育て方も簡単なので、夏花壇の定番植物として人気があります。
ハンギングバスケットやグランドカバーにも利用できます。
◆花言葉
・いつも元気
他の花が炎天下でぐったりしている中、つややかで整った花を毎日、かわいらしく咲かせることからつけられています。
・無邪気
暑さのなか、次々に咲かせる花の愛らしさからきているようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
よく日の当たる場所で管理します。
庭植えにする場合は、水はけのよい場所が適しているので、レンガやコンクリートで囲んで、一段高くなった花壇に植えるのがおすすめです。
西日が当たって、ほかの植物が弱ってしまうような特に暑い場所でも平気です。
・水やり
鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
庭植えであれば、水やりの必要はほとんどありません。
・肥料について
肥料切れさせないように、緩効性化成肥料を定期的に施し、さらに液体肥料も施すことをお勧めします。
庭植えであれば、肥料は不要です。
・主な病害虫
目立った病害虫はないです。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸