今日は9月14日。
メンズバレンタインデーだそうです。
1991年に日本ボディファッション協会が制定した日で、バレンタインデーのチョコレートに対して、男性から女性に下着を贈って愛を告白する日とされています。
そんな9月14日の誕生花は、
「リコリス」
というお花です。
今日はこのリコリスについてご紹介します。
◆特徴
リコリスは、東アジア原産のヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年性球根植物です。
名前は属名にもある「Lycoris」がそのまま用いられていますが、「Lycoris」の語源は、ギリシャ神話の海の精「リコリアス」から名づけられたといわれています。
品種が多く、開花期間も早い品種で7月、遅いもので10月頃に咲くものまで幅広くあります。
花期は大体1週間程度です。
夏から秋にかけて葉が枯れたあとに花茎を1本立ちさせて漏斗型の花を3輪から5輪咲かせます。
花色が豊富なことや、花弁が細いタイプとユリに似た幅広いタイプがあります。
花びらは全部で6枚で、内側の3枚、外側の3枚で構成されています。
雄しべは6本あり、花びらと同じぐらいの長さをしており、その先には花粉がついています。
そのほか雌しべは1本あり、雄しべよりも長くなっています。
花が終わると、根本より細長い葉を出し、翌年の開花に向けた準備をします。
草丈が20cmから50cmで、花壇の中段などに向いています。
花茎を伸ばした先端に花を咲かせる時には、まだ葉が出ていないので株元がぽっかりと空いてしまいます。
その空間を埋めるように、草丈の低い草花やカラーリーフプランツを組み合わせると充実した花壇になります。
◆花言葉
・悲しい思い出
花が咲くときに葉がなく、葉があるときに花がなく、花と葉が共にないことからつけられました。
・再会
毎年秋のお彼岸の頃になると、なんの前ぶれもなく、突然つぼみがスッと現れて花を見せることにちなむようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりを好みますが、明るい半日陰でも育ちます。過湿を嫌うので、水はけの悪いところでは高畝にして植えるとよいでしょう。耐寒性が強く、また病害虫にも強いので、数年植えっぱなしにできます。植えつけの際には、堆肥や腐葉土の有機質を多めにすき込み、根が深く伸びるのでしっかり耕しておきます。
・水やり
庭植えであれば不要です。鉢植えの場合は、夏に花茎が現れるころから初夏に休眠するまでの間、鉢土がよく乾いたら、たっぷりと水やりします。
・肥料について
リン酸分とカリ分が重要で、元肥として1㎡当たりチッ素10g、リン酸25g、カリ25gくらいを植えつける場所に施します。鉢植えも同程度の割合で配合します。植えつけた年の追肥は不要ですが、植えっぱなしにしている場合は、冬に牛ふん堆肥と根菜用(カリ分が多め)の化成肥料を施します(寒肥)。
・主な病害虫
特に問題となる病害虫はありません。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸