今日は9月11日。
警察相談の日だそうです。
警察庁によって1999年に制定された日で、日付は警察への電話相談番号「#9110」にちなみます。
#9110に電話すると警視庁と各道府県警察本部に設置されている総合相談室につながり、この日に限らず1年中、各種事件の困りごとの相談に応じています。
そんな9月11日の誕生花は、
「サフラン」
というお花です。
今日はこのサフランについてご紹介します。
◆特徴
サフランは、地中海沿岸が原産のアヤメ科クロッカス属の多年草です。
名前の由来は、アラビア語で「黄色」を意味する「zafran(ザファラン)」が語源であるといわれます。
日本での歴史は浅く、サフランが伝わってきたのは江戸時代末期で、球根の輸入と栽培が試みられたのは明治になってからだそうです。
開花時期は10月から11月です。
紫の美しい色をしていて、花の中央には赤い雌しべがあるのが特長的です。
花が咲いた後は細長い葉を長く伸ばし、翌年の春頃に枯れて休眠期を迎えます。
料理になどにも使われるサフランの実は雌しべで、中央にある赤い3本からしか取れない貴重なスパイスです。
また、サフランの花の香りにはリラックス効果があり、昔から愛されてきた香りでもあります。
◆花言葉
・陽気、歓喜
古くから香辛料として用いられていて、過度に使うと気分がよくなるという俗信があることからつけられています。
・残された楽しみ
湖のほとりの牧場で休んでいた花神フローラが牧場の精の願いを聞き入れて、秋の最後の花として1本咲き残したというギリシャ神話のお話からきています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を混ぜておきます。
庭植えで水はけが悪い場所の場合は、腐葉土などの有機物とパーライトや川砂などをすき込んでおきます。
高温多雨の地域では、植えっぱなしでは夏越しが難しいので、鉢植えのほうが育てやすいです。
・水やり
生育期は、土が乾いたらたっぷりと水やりします。
ただし、過湿にならないように注意します。
初夏には茎葉が枯れ始めるので、徐々に水を控えて、休眠させます。
・肥料について
元肥として緩効性の化成肥料を規定量の半分くらい用土に加え施します。
追肥は、花後の11月下旬と生育期の2月下旬にカリ分の多い液体肥料を施します。
・主な病害虫
軟腐病になることがあります。
球根がとろけたように軟らかくなって腐敗する病気で、夏の高温多湿時に発生しやすいです。
肥料を与え過ぎると発生を助長してしまうので、注意が必要です。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸