今日は9月12日。
宇宙の日です。
科学技術庁(現在の文部科学省)と文部省宇宙科学研究所によって1992年に制定されました。
1992年のこの日、毛利衛さんがアメリカのスペースシャトル・エンデバーで宇宙へ飛び立ったことにちなみます。
そんな9月12日の誕生花は、
「ディアスキア」
というお花です。
今日はこのディアスキアについてご紹介します。
◆特徴
ディアスキアは、南アフリカ原産のゴマノハグサ科ディアスキア属の一年草または多年草です。
名前はギリシア語で「2つ」を意味する「ディス」と袋という意味の「アスコス」からきており花の背面に距(きょ)と呼ばれる2本の突起(距)が出ているところに由来します。
このことにちなみ和名ではニカクソウ(二角草)と呼ばれます。
一年草と多年草の品種がありますが、育て方は同じです。
一般的には、多年草タイプが多く流通しています。
草丈は20cmから50cmで、直立します。
茎は細く、葉は対生する単葉です。
開花期間が5月~11月と長いのが特徴です。
花径2cm程の小さなかわいらしい花を沢山咲かせます。
花色は、赤やピンク、オレンジ、紫などです。
常緑で-5℃程度までの低温に耐えるため、花の種類が少なくなる晩秋から冬にかけて、鉢でも花壇でも活躍してくれます。
◆花言葉
・無邪気
次々とたくさん咲く花の愛らしさからつけられています。
・私を許して
左右対称の唇形のかわいい花の下唇につく2本の距から、怒ったときに出す角を連想したようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
秋から春は日なたに置き、梅雨入りごろから秋の彼岸までは、雨がかからない半日陰に移動させます。
秋まきしたものは、冬、南向きの日なたに置いて、強く凍らせない程度に防寒します。
水はけのよい土を好むので、水はけが悪い場所には、盛り土したり腐葉土を混ぜて水はけをよくしてから植えつけます。
・水やり
鉢植えでは、土の表面が乾いてきたらたっぷり与えます。
庭植えでの水やりは、ほぼ不要です。
・肥料について
鉢植えでは10月から4月に、緩効性の化成肥料を少しずつ定期的に施します。
1回に大量の肥料を施さないように注意します。
庭植えでは元肥として、緩効性の化成肥料のみ施せば十分です。
・病気と害虫
病気:ウイルス病
感染すると、葉や茎、花芽が黒く変色して枯れるウイルス病が流行しています。治療法がないうえ、ほかの植物にも伝染しやすいので、見つけしだい抜き取って、廃棄しましょう。
害虫:アブラムシ
新芽や葉裏に、アブラムシが周年発生します。定期的に観察して、大発生する前に退治しましょう。チッ素肥料を施しすぎたり、風通しが悪い場所に置くと発生しやすくなります。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸