今日は8月29日。
焼き肉の日です。
全国焼き肉協会が1993年から実施していて、日付は「やき(8)に(2)く(9)」の語呂合せにちなみます。
この日は、地域社会への貢献と販売促進を目的とし、全国各地の加盟店が、社会福祉施設等をお店に招待したり、出張バーベキュー等を行っています。
そんな8月29日の誕生花は、
「カレンデュラ」
というお花です。
今日はこのカレンデュラについてご紹介します。
◆特徴
カレンデュラは、地中海沿岸原産のキク科キンセンカ属の一年草または多年草です。
日本では一年草として流通しています。
寒さには強い一方で、夏の暑さには弱い性質です。
ライフサイクルは短く、一般地では秋に種を播いて冬を越し、春になると開花。
高温多湿で厳しい暑さの日本の夏には耐えられず、夏前には枯死してしまいます。
草丈は、30cmから90cmほどです。
草丈が高く主に切り花に向く高性種と、草丈が低くコンパクトにまとまる矮性種が存在します。
花色は黄色、オレンジ色、クリーム色、複色など多彩です。
立ち上がった茎の頂部に花径3cmから10cmほどの花を咲かせます。
花姿には清楚な一重咲きや、花弁を多数重ねて華やかになる八重咲きがあります。
高性種は花壇の中段から後段に、または樹木や低木と草花をつなぐ役割として利用できます。
矮性種は花壇の前面や縁取り、またはコンテナの寄せ植えに使うとよいでしょう。
◆花言葉
・別れの悲しみ、悲嘆
ギリシャ神話が由来とされています。
太陽神アポロンに水の精クリティは恋をしましたが、アポロンにはすでにレウトコエ王女と恋仲でした。
それを妬んだクリティは王女の父親に二人のことを密告し、それを聞いた父は怒り、娘を生き埋めにしました。
これを受けたクリティは自らの行いを恥じ、後悔し、9日間空を通り過ぎるアポロンを眺めていると、そのうちにキンセンカの花に姿を変えたという悲しい言い伝えが残されています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりと水はけのよいところであれば育てやすく、ほとんど放任でも長い間咲き続けます。
場所や品種によっては、こぼれダネで毎年育つほどで、ワイルドフラワーとして利用されることもあります。
秋にタネをまくと暖地では12月から2月頃に咲き始めます。
通常は3月から5月が花の最盛期となり、夏には株が枯れます。
耐寒性はかなり強く、余程の寒地や多雪地でないかぎり戸外で栽培できます。
・水やり
乾燥には比較的強く、庭植えで根が張ったものではほとんど必要ありません。
鉢やコンテナは、用土が乾いたらたっぷり与えます。
過湿の状態が長く続くと根腐れしやすくなります。
・肥料について
花壇では、植えつけ時に堆肥と緩効性肥料を元肥として土に混ぜておけば、追肥はほとんど不要です。
鉢植えでは、元肥のほか、月に1回ぐらい液体肥料を施します。
・病気と害虫
病気:うどんこ病、炭そ病など
日当たり、風通し、水はけをよくするとともに、苦土石灰などを施して予防に努めます。生育不良などの連作障害が出ることもあるので、数年ごとに植え場所を替えるとよいでしょう。
害虫:アブラムシ
比較的少ないほうで、アブラムシが発生する程度です。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸