8月

8月28日の誕生花〜クロユリ(エゾクロユリ)〜

今日は8月28日。
バイオリンの日だそうです。
1880年のこの日、東京・深川の三味線職人・松永定次郎が国産バイオリンの第1号を完成させたことにちなみます。

そんな8月28日の誕生花は、
「クロユリ」
というお花です。

今日はこのクロユリについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

蝦夷黒百合

クロユリは、日本やロシア、北アメリカに分布するユリ科バイモ属の多年草です。
日本では、北海道の低地や、東北地方の高山地帯に自生しています。
花姿がユリに似ていることと、花が黒いことからクロユリという名前が付きました。
ですが、ユリとは属が異なり、別属の植物です。

茎は地面から垂直にまっすぐ伸び、50cmほどにまで成長します。
葉には葉柄がなく、茎から直接3~5枚の輪を作るように、葉が数段生えるのが特徴です。
肉厚の葉には表面に光沢があり、葉の形は細長い楕円形で縁は丸く、葉に平行するように葉脈が通っています。

2cmから3cm程の比較的小さな花を咲かせます。
開花時期は5月から8月で、花色は黒い色に見えますが、正確には濃い紫色です。
6枚の花びらには淡い網目模様があり、中心の黄色い花粉がよく目立ちます。
クロユリの花には、雄しべだけを持つ雄花と、雄しべと雌しべの両方を持つ両性花が存在するのが特徴です。

クロユリの球根には変わった特徴があり、球根の表面に皮がなく、たくさんの鱗片が重なり合って集まった層のような形をしています。
これは鱗茎と呼ばれ、クロユリの鱗片はもろく剥がれやすいのも特徴です。
鱗茎の大きさはクロユリの栄養分の多さに直結し、ある程度鱗茎が大きく成長しないと花を咲かすことができません。

◆花言葉

・恋の魔術

珍しい花色とハエが好んで訪れるいやな臭いのあり、魔性の花のイメージを持つことからつけられました。

・恋

思い人の近くに人知れずそっと置くと、贈り主が誰かわからなくても相手がそのクロユリを手にすれば、いつの日か必ず結ばれるというアイヌ民族の伝説からきています。

・呪い

戦国武将の佐々成政の愛妾小百合が密通を疑われて成敗された際に、「立山にクロユリが咲くとき、佐々の家は滅びる」と呪いをかけたことからつけられています。

◆育てる際かに気をつけたいこと

・育てる環境

水はけと風通しのよい場所に植え、休眠期の水やりに注意するのが、元気に育てるコツです。
もともと山野の涼しいところに自生しているので、北海道や東北地方などの涼しい地方以外では地植えには向きません。
そういった地域では鉢植えにして、季節に応じて適切な環境で育てた方が安心です。

・水やり

鉢植えは、地上部がある期間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
その後地上部が枯れる夏から秋にかけては、水やりを控え、10~11月頃になったら土の表面が乾いたら水やりをするようにします。
地植えは、降雨だけでも生育できます。
雨量が少なく、土が乾燥しているようなら水やりをする程度でかまいません。
休眠期間である夏から秋に水を与え過ぎると枯れてしまいます。
土の中にある球根の状態は確認できないので、乾かし気味に育てるようにしてください。

・肥料について

植え付けるときに、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。
そして、3月頃に芽が出たら、1週間に1回液体肥料を施します。
その後は毎年、10月から3月の間、7日から10日に1回液体肥料を与えて球根に栄養を与えます

・主な病害虫

アブラムシが付きやすいです。
春に発生しやすく、茎や新芽に寄生して吸汁します。
そして、排泄物はすす病を誘発する恐れもあることから、見つけたらすぐに薬剤を散布して駆除していきます。


主な引用・参考元
HORTI by GreenSnap