今日は6月30日。
アインシュタイン記念日だそうです。
1905年のこの日、アルベルト・アインシュタインが相対性理論に関する最初の論文「運動物体の電気力学について」をドイツの物理雑誌『アナーレン・デア・フィジーク』に提出したことにちなみます。
そんな6月30日の誕生花は、
「コモンセージ」
というお花です。
今日はこのコモンセージについてご紹介します。
◆特徴
コモンセージは、ヨーロッパ地中海原産のアキギリ属の常緑多年草です。
ハーブの「セージ」いえばコモンセージで、料理のスパイスや臭み消し、ハーブティーなどに利用されています。
開花時期は5月から6月です。
花も美しく、鑑賞用としても利用されています。
花形はシソ科の植物に見られる唇形花です。
唇形花とは、筒状になった花の先が上下に分かれ、唇のように見える花の事です。
原種の花色は淡い紫色や青色ですが、ピンクや白の花を咲かせる品種もあります。
長さ1cmから8cm程の長楕円形の葉をつけます。
縁に細かい鋸歯があるのが特徴です。
葉の色はシルバーグリーンなので、花のない季節はカラーリーフとしても美しいハーブです。
古代ローマでは、不死と健康、知恵、家庭の調和をもたらすハーブとしてしばしば言及されており、薬用として、あるいは神聖な儀式で使用されていました。
ヨーロッパでは何世紀にも渡って栽培されているハーブです。
◆花言葉
・幸福な家庭
軽く触っただけで手に残る香りのある葉に心や身体を癒す効果があり、体を元気にし、素肌をきれいにして、暮らしに潤いをもたらすことからきているようです。
・家庭の徳」「家庭的
古代ギリシャやローマの家庭で、のどの痛みや胃腸炎などに用いられ、薬用として重宝されていたことからつけられています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当りと風通しのよい場所で育てましょう。
コモンセージは多湿を嫌うので水はけのよい土が適しています。
また、セージは酸性の土壌が苦手なので、地植えの場合は苦土石灰をまくなどして土壌の調整をしてください。
鉢植えのコモンセージは、ハーブ用の土、草花用の培養土でも問題なく育ちます。
・水やり
コモンセージは多湿が苦手なので、やや乾燥気味に育てます。
土の表面が乾いてきたら水をたっぷりとあたえましょう。
・肥料について
植えつけ時に元肥を入れて植え付けます。
地植えの場合は、特に追肥をしなくても育ちます。
鉢植えにする際や、食用として利用する場合は有機肥料を使います。
・主な病害虫
コモンセージは病害虫の害の少ないハーブです。
ただし株が蒸れるとうどんこ病にやられることがあります。
また、カラッとした気候を好むため、梅雨から夏場の高温多湿の時期に根腐れが発生しやすくなったり、風通しが悪く過湿気味だとハダニにやられることがあります。
葉の裏に霧吹きして予防します。
主な引用・参考元
・LOVEGREEN