5月

5月28日の誕生花〜ヤマブキ〜

今日は5月28日。
花火の日だそうです。
1733年(享保18年)のこの日(旧暦)、隅田川で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられたことを記念して決定しました。

そんな5月28日の誕生花は、
「ヤマブキ」
というお花です。

今日はこのヤマブキについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

一重咲ヤマブキ

ヤマブキは、北海道から九州の低山や丘陵地に普通に生えるバラ科の落葉低木です。
日本の山野に自生しているような樹木で、北海道から本州で見ることが出来ます。
美しい山吹色の花が咲くので『万葉集』にも詠まれるなど、古くから観賞されてきました。
ヤマブキの名前の由来には諸説ありますが、枝が弱く、風に吹かれて揺れやすいことから「ヤマフキ(山振)」からきているとされています。

ヤマブキの開花時期は4月から5月で、見頃の時期には鮮やかな黄色(山吹色)の花を咲かせます。
山吹色という色の名前はこの山吹(ヤマブキ)の花の色が由来です。
春に山吹色の花を木一面に咲かせる姿はとても美しく見事です。
八重咲きの「ヤエヤマブキ」、菊咲きの「キクヤマブキ」、花色が淡い黄白色の「シロバナヤマブキ」などの品種があります。

八重咲ヤマブキ

葉は長さ4cmから8cmの卵系で互生します。
先は尾状に尖っていてフチは鋸歯形です。
葉の表は緑色で、裏は淡緑色で毛があるのも特徴です。

シロヤマブキと混同されることがありますが、ヤマブキとシロヤマブキは別属の植物で、ヤマブキは花が5弁(シロヤマブキは4弁)、葉が互生(シロヤマブキは対生)であることで、容易に区別できます。
日本原産種なので、極端に乾燥しない日なたから半日陰であれば、栽培は容易で、毎年美しい花を楽しむことができます。

◆花言葉

・金運

積み重なるようにたくさん咲く花の色が黄金に似ていることからつけられています。

・旺盛

山吹色の花が群れをなして咲く姿からつけられています。

・待ちかねる

春に葉より先に咲く黄色の花木が多い中、ヤマブキは枝に葉が出そろうのを待って花を咲かせることからつけられたそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

水はけがよく、腐植質に富む、少なくとも午前中は日が当たる場所で育てます。
夏は、土壌の乾燥に注意して育てましょう。
1枝の寿命は3~4年といわれます。
地際から新しい枝が次々と伸びてくるので、植え場所は、広めにとるのがポイントです。

・水やり

特に必要ありませんが、乾燥には弱いので、夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。

・肥料について

2月上旬から3月下旬に寒肥、開花後の6月に、緩効性化成肥料や、固形の油かすを施します。

・主な病害虫

害虫はほとんど見られませんが、枝に泡がつくことがあります。
これはシロオビアワフキの幼虫が吸汁しているためで、枯れることはありません。
気になる場合には取り除きます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸