5月

5月6日の誕生花〜ハナズオウ〜

今日は5月6日。
コロッケの日です。
コロッケなどの冷凍食品を製造する株式会社味のちぬやが制定した日で、「コ(5)ロ(6)ッケ」の語呂合せからつけられました。

そんな5月6日の誕生花は、
「ハナズオウ」
というお花です。

今日はこのハナズオウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ハナズオウ

ハナズオウは明るい茶色の樹皮が美しい落葉花木です。
スオウの木から採った染料に花色が似ていることからハナズオウと呼ばれています。
春になると葉が出る前に、赤みを帯びた紫色の小さな花を密集して枝につけ、ひときわ目を引く存在となります。

枝はあまり横には広がらずほうき状となり、株立ちやそれに近い樹形になります。
そのため、比較的狭いスペースでも育てることができます。

開花時期は4月頃で、赤紫やピンク、白色の蝶形の花を枝や幹一杯に咲かせます。
花後に展開するハート形の葉や、房なりになる豆果もかわいらしいです。
また、緑色の豆果が熟すにつれ濃い褐色なり、季節の変化が楽しめます。
園芸品種には白い花を咲かせるシロバナハナズオウもあります。

古くから日本に自生していることもあり、病気の心配が少なく、耐寒性も高い育てやすい樹木です。

◆花言葉

・疑惑、裏切り

キリストに仕えていた「ユダ」はキリストを裏切った後に自ら命を絶ちました。
その場所に生えていたのがセイヨウハナズオウだと言われています。
セイヨウハナズオウはハナズオウの仲間で、この話から由来してついたそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりがよいほうが生育や花つきがよくなります。
やや砂質で肥沃な土が適していますが、水はけがよければあまり土質は選びません。

・水やり

鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
庭植えで植えつけて2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。

・肥料について

庭植えは、1月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。
鉢植えは、3月に化成肥料を株元に追肥します。

・主な病害虫

アメリカシロヒトリの幼虫が6月、8月、9月と年2、3回発生します。
樹上に糸を吐いて巣をつくり、その中で葉を食害します。
巣の中に数多くの幼虫がいるので、早めに見つけて枝ごと切って捕殺します。
イラガ類は種類により年1、2回発生し、6月から9月に葉を食害します。
初めは集団で葉の裏に並び、1枚の葉を食べつくすと次の葉に移動します。
成長すると分散して食害し始めるので、発生初期の集団でいるうちに葉ごと切り取り、捕殺します。
株元近くに粒状のふんを見つけたら、かじられた葉を探し葉の裏を確認して探します。
幼虫の体の毛に触れると、激痛を感じ刺された部分が腫れるので注意が必要です。
また、秋から春は、枝の分岐部などに楕円形の硬いまゆをつくって越冬する種類もいるので、見つけしだいたたいて圧殺しておきます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸