今日は5月5日。
フットサルの日だそうです。
フットサルに関する事業を行う株式会社エフネットスポーツが制定した日で、フットサルが5人対5人で行うスポーツであることにちなみます。
そんな5月5日の誕生花は、
「アザミ」
というお花です。
今日はこのアザミについてご紹介します。
◆特徴

アザミは、日本や北半球を原産とするキク科アザミ属の多年草です。
ただ、花後に枯れることが多いので、園芸品種としては一年草として扱われることもあります。
沖縄地方の方言でトゲを「アザ」と呼ぶことから、トゲの多い木で「アザギ」と呼ばれ、それが次第に「アザミ」に転じたと言われる説や、「アザム」には興ざめや驚きあきれるという意味があり、美しい花を摘む際にトゲが刺さって「驚きあきれ、興ざめする」ということからついたとされる説があります。
「アザミ」というのは一つの花の品種名ではなく、キク科アザミ属の総称を指しています。
アザミは世界中に約300種類が自生していて、そのうち日本には1/3が自生しています。
日本に自生しているアザミの大部分が日本の固有種です。
「アザミ」というと野生種の「ノアザミ」のことを指すことが多く、江戸時代には盛んに品種改良がおこなわれてきました。
「ハナアザミ(ドイツアザミ)」も品種名ではなく、ノアザミがもとになっている日本で生まれた園芸品種の総称です。
園芸種は主に4~7月が開花時期です。
7月に半分程度まで切り戻すと、秋にも花を楽しむことができます。
アザミの発達したトゲは動物に食べられないようにあるともいわれ、動物も危険に気付き口にしてしまうことは滅多にありません。
◆花言葉
・独立
スコットランドがノルウェー軍に夜襲を受けた際、アザミのトゲを踏みつけたスコットランド兵の声でスコットランド軍が追い打ちをかけることができたという話に由来しています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
ノアザミの場合、風通しのよい日なたで栽培します。庭植えにする場合は、あまり乾燥しすぎる場所は避けます。
フジアザミのような崩壊地や、やや高い山に生える種類の場合は、ロックガーデンを築くか、高山植物用の用土を客土した場所に植えます。また、森林に生える種類は夏の間40~50%前後の遮光をして、日焼けを防ぎます。
大型の種類の場合、鉢栽培は難しいので庭植えで管理します。
・水やり
ノアザミの場合、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合はよほど乾燥が続かないかぎり、不要です。キセルアザミのような湿地性の種類の場合は、浅く腰水にして乾燥を防ぎます。
・肥料
ノアザミの場合、芽が出始めてから株が成長している間はチッ素、リン酸、カリウムの3要素が等量配合の緩効性肥料を5号鉢で三つまみ施します。さらに草花用の液体肥料を月2回、1000倍に薄めて追肥します。施しすぎると枝葉ばかり茂るので、少なめを心がけます。地植えの場合は特に施さなくても大丈夫です。
ほかの種も同様に、植物の大きさに合わせて量を加減します。
・病気と害虫
病気:うどん粉病
風通しが悪いと、うどん粉病にかかり、カビが生えて葉や蕾が真っ白になります。
そのままにしておくと植物が弱るので早めに殺菌剤をまいて発生を抑えます。
日照不足や風通しが悪いと出やすいので、そのような場合は環境の改善が必要です。
害虫:アブラムシ、ナメクジ
アブラムシはどんどん増えて花や葉の色を悪くします。
ナメクジは葉を食害します。
いずれも見つけ次第、薬剤を散布するなどして駆除しましょう。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸