今日は4月2日。
図書館開設記念日だそうです。
これは、明治5年旧暦4月2日(新暦1872年5月8日)に、東京・湯島に日本初の官立公共図書館・東京書籍館が開設されたことに由来しています。
そんな4月2日の誕生花は、
「ニホンサクラソウ」
というお花です。
今日はこのニホンサクラソウについてご紹介します。
◆特徴
サクラソウはサクラソウ科サクラソウ属の多年草で、日本では北海道から九州の高原や原野に分布しています。
桜の花のような形に咲く山野草で、品種の数も豊富で非常に人気の高い花のひとつです。
埼玉県と大阪府の県(府)花にも指定されています。
高原や山地にあるやや湿った草原やひらけた森林、川岸の草原にみられます。
もともと日本の各地の河川敷や湿原に自生していたニホンサクラソウは、江戸時代に園芸植物として、武士の間でも人気が高まり、品種改良が盛んに行われていました。
園芸店ではなかなか見ることができませんが、春になると全国各地で展示会が開催され、個性豊かな品種が集まる人気の高い植物です。
◆花言葉
・初恋
春の訪れを告げて咲き、ピンク色の花弁がハート形をした花が清楚で愛らしいことからつけられたとされています。
・希望
春の息吹を確実に伝えてくれるところからつけられています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
芽が出てから花が咲き終わるまでは、太陽がよく当たる場所で育てるようにしてください。
梅雨時期に雨に当たると花が傷んでしまったり、茎が折れ曲がったりしてしまうことがあります。
雨しのぎができる場所に移動させておいてください。
日差しの強くなる夏の間は、直射日光に当たらない場所で管理するようにしてください。
特に鉢植えは、その日当たりを意識して下さい。
・水やり
鉢植えは、土の表面が乾いてからにしましょう。
芽が出て花が咲くころまでは水切れにならないように、多めに水を与えておきます。
夏の休眠期は乾湿が判断しづらいので、トレニアのような一年草を一緒に植えて水やりの目安とします。
庭植えは、サクラソウの周辺で育ててる植物が萎れている場合でも水やりをします。
・肥料について
植え替え時に元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性肥料を4~5号鉢で二つまみほど入れておきます。
その後、3月から4月にかけて、月1~2回、草花用の液体肥料を1500倍に薄めて施します。
庭植えも鉢植えに準じて施します。
・病気
ヨトウムシやアブラムシが発生しやすいです。
これらの害虫は見つけしだい捕殺します。
ネコブセンチュウの被害に遭うこともあり、被害にあった場合、寄生部位を取り除いて新しい土で植えます。
鉢は煮沸消毒しておきます。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸