3月

3月31日の誕生花〜ニオイスミレ〜

今日は3月31日。
オーケストラの日だそうです。
日本オーケストラ連盟が2007年に制定した記念日で、「み(3)み(3)に一番」「み(3)み(3)にいい(1)ひ」(耳に良い日)の語呂合せと、春休み期間中であり親子揃ってイベントに参加しやすいことからこの日に決められたそうです。

そんな3月31日の誕生花は、
「ニオイスミレ」
というお花です。

今日はこのニオイスミレについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ニオイスミレ

ニオイスミレは、ヨーロッパや北アフリカ、西アジアが原産の耐寒性多年草です。
葉がハート型で、花には香りがあります。
花はパンジーやヴィオラより小さく花付きもやや少なめですが、花の芳香が強いです。
ナポレオンが愛した花としても親しまれています。

香りがあることから、「スイートバイオレット」 とも呼ばれ、多くの園芸種が生まれています。
用途は、花が香料の原料になるほか、鉢植えや、小さなブーケ、コサージュと広く用いられます。
花は古くからお菓子や、香りづけに用いられていますが、種子や根茎には有毒成分が含まれます。

花の色は紫色や青、ピンクなど多様で、草丈は10cmから15cmほどの大きさです。
秋に植え付けをすると、春に直径2cmほどの可愛らしい花を咲かせます。
可憐な花姿でガーデニングにも大変人気のお花です。

◆花言葉

・控えめな美しさ、秘密の恋、奥ゆかしい

見た目が少し地味なニオイスミレで、自生するものは、道端に雑草のように生えているのです。
しかし、実際は非常に良い香りのお花なので、このような花言葉が付けられたそうです。

・高尚

ニオイスミレは強い香りが楽しめる植物で、そのことから古くから香水に使用されてきました。
かのマリーアントワネットが御用達の香水の原料だったそうで、格式高い香りがすることとマリーアントワネットにちなんでこのような花言葉がついたとも言われています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

肥よくで水はけのよい土を好みます。
暑さにはやや弱いため、夏場は強い日光が遮られ、冬は日当たりが良くなる、落葉樹の下のような環境が適しています。
鉢植えでは、夏は日陰の台の上などに置き、地熱から遠ざけて涼しく管理します。
冬は日光に当てると、花つきがよくなります。
鉢植えを台の上に置くことは、丈が低いニオイスミレの花の香りを感じやすくもなるのでおすすめです。

・水やり

高温乾燥期には、ハダニ防除のため、早朝か夕方に葉水を与えます。
冬はやや乾かし気味にしましょう。

・肥料について

庭植えでも鉢植えでも、元肥として緩効性化成肥料を施します。
秋から早春にかけて、薄めた液体肥料を水やり代わりに施すと、花つきがよくなります。

・病気と害虫

病気:そうか病

春と秋にそうか病が出やすくなります。

害虫:アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、ツマグロヒョウモンの幼虫、ナメクジ

新芽や蕾にアブラムシが発生することがあります。
高温で乾燥するとハダニが、高温多湿の時期にはナメクジが出やすくなります。
温暖な地域ではツマグロヒョウモンの幼虫の食害が見られます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸