今日は3月22日。
放送記念日だそうです。
日本放送協会が1943年に制定した記念日で、1925年のこの日に社団法人東京放送局(現在のNHK東京放送局)が日本初のラジオ仮放送を始めたことを記念して制定されたそうです。
そんな3月22日の誕生花は、
「クモマグサ」
というお花です。
今日はこのクモマグサについてご紹介します。
◆特徴
クモマグサは高山の岩場などに自生しているヨーロッパ原産の多年草です。
春に花茎を伸ばして初夏にふんわりとコンパクトに茂った株に、赤やピンク、白の小さな花(花径1.5㎝ほど)を次々と咲かせ、株がこんもりと茂ります。
鉢植えやグランドカバー、ロックガーデンにも用いられ、ライムカラーの葉を持つタイプや、斑入りの品種も流通しています。
園芸品種として出回っているものは洋種クモマグサと呼び、日本の高山に自生するクモマグサとは別の品種だとされています。
クモマグサは漢字で雲間草と書き表され、これは雲に届きそうな高山に自生することや、雲のようなもこもこした葉の隙間から花を咲かせることが名前の由来とされています。
寒さに強く暑さや蒸れに弱い性質があるので、寒冷地以外では寒い時期から春までの一年草扱いとされることが多いです。
梅雨から夏を上手に越すことができれば周年楽しめる植物です。
◆花言葉
・みなぎる力、活力
雲が行きかう高山など厳しい自然の中で花を咲かせることからこのような言葉があてられたと考えられます。
・遠い思い出
たびたび訪れることのできない高山の岩場などでしか可憐な花の咲く姿が見られないことからつけられたとされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
太陽を好む植物ですので、日当りの良い場所で栽培します。
ただし、暑さの厳しい7月から9月上旬は30~40%程度遮光をして日焼けや高温障害を防ぎます。
冬場は北風にが直接当たら無いような場所に移動します。
庭植えにする場合は、ロックガーデンを築いて植えつけます。
・水やり
鉢植えの場合は表土が乾いたら十分に与えます。
夏の間は二重鉢や、砂床に埋めておくと、乾燥防止と鉢内温度の上昇抑制に効果的です。
庭植えでは、晴天が続いて乾燥しない限りは必要ありません。
・肥料
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を与えます。
3月から9月にかけて、月に1~2回、液体肥料を2000倍に薄めて施します。
なお、上記の期間でも、真夏に当たる、7月から9月の間は3000倍程度にしたほうが無難です。
・病気や害虫
病気:軟腐病
軟腐病は6月から8月に発生し、茎の根元が腐って抜けてしまいます。
腐った部分を切り捨ててから、清潔な用土にさし木をして仕立て直します。
栽培場所の風通しをよくし、用土を水はけのよいものに替えて、茎のつけ根から上を粗い砂利にするだけでかなり予防できます。
害虫:カイガラムシ、ハダニ、アブラムシ
カイガラムシは春から夏に発生します。
成長点付近や葉のつけ根に潜り込んで汁を吸い、ときに排せつ物に黒カビが生えてすす病を発生させることもあります。
ハダニは、夏に葉裏を中心に発生します。
アブラムシは主に春に、新芽や蕾につきます。
主な引用・参考元
・love green
・みんなの趣味の園芸