3月

3月20日の誕生花〜ミニバラ〜

今日は3月20日。
春分の日で、太陽の黄経が0度(春分点)のときで、昼夜の長さがほぼ同じになる頃です。

そんな3月20日の誕生花は、
「ミニバラ」
というお花です。

今日はこのミニバラについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ジューシーテラッツァ

ミニバラはバラの中でも小輪咲きで葉も小さく、丈も大きくならない種類のことを指します。
この系統は中国の原産の草丈の大きくない、ロサ・キネンシス・ミニマをもとに交配され、小型の性質を受け継いでいます。
コンパクトな株に小さめの花を咲かせ、四季咲きのものが多いです。
花色は豊富な一方で、香りの強い品種は少ないです。
樹形から株立ち性の枝幹がまっすぐ伸びて花が上向きに咲くタイプのブッシュローズの仲間に入れられます。
コンパクトで場所をとらないので鉢植えなどで気軽に栽培を始められるのも魅力のひとつです。
花の咲き方も実に様々で、中心部が高く立っている花形の「高芯咲き」をはじめ、中心を包み込むような「カップ咲き」、見た目も豪華な「ロゼット咲き」などはよく知られています。

◆花言葉

ミニバラ全般:無意識の美、特別の功績、果てしなき愛など

バラは色ごとの花言葉にフィーチャーされることが多いですが、色に関係ない花言葉も持っています。
いずれも良い意味を持っているため、ミニバラは贈り物としても最適です。

赤:愛、美、熱烈な恋、私を射止めてなど

赤は、ストレートで情熱的な気持ちを表す色としても定番です。
強いエネルギーをもたらすため、元気が欲しいときなどにも好まれます。
また、暖色系の代表であり、あたたかみを感じられる色としても好評です。
一方、自己主張が強く目立つことも知っておきましょう。

ピンク:美しい女性、愛を誓います、温かい心、上品など

ピンクは、敬愛を込めて贈れる色であり、女性が好みやすい色の一つです。
また、優しいイメージが大きいため、ピンクの色に接すると満たされた気分になります。
心身ともに若返りが期待されるなど、いろいろな働きも期待されます。

黄色:友情、献身、平和、君の全てが可憐、気まぐれな愛など

黄色は、どちらかというと友愛を示す色です。
また、太陽のような希望の光を感じる色で、楽しい感情を生みやすいなどの働きがあります。
左脳を刺激して知性を高める色としても注目されています。
一方、自己アピールが強い色でもあり、注目されたいときや甘えたいときには黄色が気になることが少なくありません。

オレンジ:成熟した愛、信頼、絆、魅惑

オレンジは、赤と黄色が混ざってできた色で、温かみのある愛情を示す色です。また、陽気であたたかい色、人間関係を促す色としても知られています。
楽しい雰囲気づくりにも役立つため、不安な気持ちになったとき、オレンジの光に癒されることも多いでしょう。

白:清らかな愛、心からの尊敬、相思相愛、清純

白は、純粋無垢な気持ちを表す色です。
ウエディングドレスや白無垢など、花嫁衣装でもお馴染みですよね。
ただし、「あなたの色に染まります」だけではなく、「どの色にも対応できます」という意味があります。
また、白は浄化や潔癖をイメージする色としても知られています。

青:神の祝福、奇跡

青は、夢をかなえる人に贈れる色で、ある企業で誕生した「青いミニバラ」には「夢かなう」の花言葉があります。
また、青には、心身を落ち着かせたり集中力をサポートしたりする働きでもお馴染みです。
さらに、さわやかで信頼できる、誠実さなども感じられます。
そのため、対話をスムーズにしたいときに役立てるとよいでしょう。

紫色:上品、気品、尊敬

紫は、高貴なイメージを表す色です。
セラピストやヒーラーが好む色でもあり、潜在能力を発揮したいときなどにおすすめです。
紫は、赤と青が混ざってできた色で、活発さと抑制という両者が持つ性質をバランスよく整える働きがあります。
そのため、心身の癒しを求めたいときに紫が好まれることが少なくありません。なお、紫は「欲求不満の色」というのは正解ではないため、誤解しないようにしましょう。

◆育てる際に気をつけたいこと

・栽培環境・日当たり・置き場

生育期はなるべく日当たりと風通しのよい場所で栽培します。
風通しが悪い場所では、うどんこ病が発生しやすくなります。
庭植えの場合は、肥よくで水はけがよければ、土質は特に選びませんが、その条件を満たしていない場合は、堆肥などを多めにすき込み(1株当たり10~15リットル)、土壌を改良します。

・水やり

鉢植えは、年間を通して鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
庭植えは、真夏などに雨が少なく乾燥する場合のみ、たっぷりと与えます。
ほかのバラよりも根の張りが浅いので、庭植えでも乾燥には要注意です。

・肥料

鉢植えは、生育期は液体肥料や発酵油かすの固形肥料などの置き肥を定期的に施します。
冬に寒肥として発酵油かすの固形肥料などを施します。
庭植えは、冬に寒肥として発酵油かすの固形肥料などを施し、花後と秋口にも追肥すると効果的です。

・病気

黒星病

主に梅雨どきなど雨が多い時期に発生し、葉に黒い斑点ができ、やがて黄化して落葉する病気です。
黒星病で葉を失うと、生育が著しく悪くなります。

うどんこ病

主に春と秋に、新芽を中心に白い粉を吹いたようになり萎縮します。
落葉はしませんが生育が阻害され、花がきれいに開かないこともあります。

・害虫

アブラムシ

主に春と秋に新芽や蕾につき、樹液を吸います。
数が多いと、新芽が萎縮し成長が阻害されます。

チュウレンジハバチ

主に初夏から秋に発生し、成虫が産卵しあとは茎が割れてしまいます。
ふ化した幼虫は葉を食い荒らし、ときに枝や株を丸坊主にします。

カミキリムシ

成虫が初夏に飛来し、枝をかじって枯らします。
幼虫は夏以降株元から幹の中心部を食い荒らし、最終的には枯死させます。

ハダニ

生育期に乾燥が続くと発生しやすく、葉の表面がかすれたようになります。
新芽は萎縮して伸びません。ミニバラは葉が小さく、あっという間に葉を落とします。


主な引用・参考元
IN NATURAL STYLE