3月

3月14日の誕生花〜シザンサス(コチョウソウ)〜

今日は3月14日。
ホワイトデーです。
バレンタインのお返しをする日でお馴染みですね。
今年は在宅が多いせいか、義理チョコ的なものをバレンタインに受け取っている男性は例年に比べれば少ないのでしょうか。。。

そんな3月14日の誕生花は、
「シザンサス」
というお花です。

今日はこのシザンサスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

Shizanthus_wisetonensis

シザンサス(別名:胡蝶草)は、チリ原産のナス科ムレゴチョウ属の秋まき一年草です。
現在流通している種類は、1900年にイギリスでピナータス種(Schizanthus pinnatus)とレツサス種(S. retusus)の交配によってつくられた、ウィゼトネンシス種(S. × wisetonensis)をもとに、ドイツなどで園芸品種が育成されたものがほとんどと言われています。

開花時期は3月から5月で、花付きが非常によく、満開の時は株が咲いた花で埋まってしまうこともあります。
冷涼で乾燥気味の環境を好むため、雨の多い日本では、花がとても痛みやすいため、屋外での栽培は不向きとされています。
花は蝶のようで、胡蝶蘭などのラン科の植物に似てとても華やかです。
鉢花として出回ることが多く、雨に当てなければ、長い間咲いてくれます。

6月頃にタネを獲ることができ、9、10月頃に播きます。
冬期は凍らないよう、0℃以上に保ちます。高温多湿に弱いので、換気をよくして蒸れないようにします。

※参考:摘芯(ピンチ)
植物では茎や枝の上端の芽(頂芽)が、下に位置する葉脇の芽(脇芽)に優先して成長しようとします。
これは、頂芽の先端の成長点で生産されて基部方向に移動するオーキシンという物質が脇芽の成長を抑えるためです。このことを頂芽優勢といいます。
そこで、茎や枝の先端を摘芯(ピンチ)すると、成長点も除去されてオーキシンの供給が止まり、下部の脇芽が成長を開始します。
この性質を利用して、分枝を促進させて生長後の姿を整えたり、花数を増やしたりします。
また、余計な茎の生長を抑えて新しい強い芽を出すために、大胆な切り戻しを行うこともあります。
引用:サントリーフラワーズ

◆花言葉

・あなたと踊ろう

蝶の群れが舞い踊るように集まって一斉に咲く華やかな花の姿から

・いつまでも一緒に

たくさんの花が寄り集まって咲く花の様子から

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

寒さに弱いので日当りの良い室内で管理します。
過湿になると根腐れをおこすので乾燥ぎみに育てますが、乾きすぎには注意しましょう。

・水やり

また、水やりの際には花に直接水がかからないように気を配ります。
苗から育てる際は、7~8cmほどの高さまで伸長したところで芽の先を摘みます。
そうすると下の芽がまた直ぐに伸びてくるので、それもある程度伸びたら先端を摘みます。
この作業を何度か繰り返すと、花数を多くすることができ、バランスよく葉の茂った綺麗な形に育てることができます。
この作業を「摘芯(てきしん)」と言います。
これをしないと横方向に広がらず、ひょろひょろした形に育ちやすくなります。

・肥料について

タネまき後に本葉が展開してきたら、規定倍率より少し薄い液体肥料を月に3、4回開花するまで施します。
肥料や水分が多いと軟弱に育ち、徒長して倒れやすくなるので注意が必要です。

・主な病害虫

病気:灰色かび病

水がしみたような淡褐色の病斑ができ、病斑が拡大するとそこが枯れ、やがて腐敗して灰色ないし灰褐色のカビに覆われる病気。花弁では白色、褐色などの小さな斑点が多数発生し、やがて花全体が枯れ、そこに灰色のカビが密生します。
日当たりと風通しをよくして、多湿にならないように注意します。

害虫:オンシツコナジラミ、ハダニ

オンシツコナジラミは周囲に1~2㎜の白い小さな虫が飛び始めた時に注意したい害虫です。
コバエなどとは明らかに違う白い虫は、まずこれの可能性が大きいです。
葉に黒いススのようなものがついている時も同様。
排泄物が葉に付着すると、ススで汚れたような見た目になり、葉や花が汚れたり、光合成を阻害したりします。 葉の汁を吸うので、葉が弱々しくなり、そのまま株自体が生育不良となり、枯れることもあります。
ハダニは、体長0.3mmから0.5mmの虫で、3月から10月の暖かい時期に発生しやすく、植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。
ハダニの被害に遭った場所は、葉緑素が抜けた状態になり、白っぽくなってしまいます。
クモの仲間で、糸を出して、自分の糸を風にのせて植物から植物に移動します。
水に弱いため、葉の裏側などに散水して寄生数を減らすことはできますが、被害の進行が速いので被害に遭わないように注意することが重要です。
薬剤を使用して駆除する際には、複数の殺ダニ剤を使用してローテーションさせながら駆除させていきます。
これはハダニの繁殖速度が非常に早く、薬剤に耐性を持った個体が発生するためです。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸
サントリーフラワーズ